木戸大聖、「ヤングシナリオ大賞」ドラマで主演 豊田裕大、山下幸輝、西垣匠と共演
俳優の木戸大聖が3月23日午後3時30分から放送されるドラマ『高額当選しちゃいました』(関東ローカル)で主演を務めることが20日、発表された。そのほか、豊田裕大、山下幸輝、西垣匠の出演も決定した。
3月23日午後3時30分から
俳優の木戸大聖が3月23日午後3時30分から放送されるドラマ『高額当選しちゃいました』(関東ローカル)で主演を務めることが20日、発表された。そのほか、豊田裕大、山下幸輝、西垣匠の出演も決定した。
これまで数々の人気脚本家を輩出してきた「第35回フジテレビヤングシナリオ大賞」の大賞受賞作品をドラマ化。脚本は阿部凌大氏が努めた。
本作は、幼い頃から同じ児童養護施設で育ち、24歳となった今でもシェアハウスをする新条彰、川上潤、今川優人、春日司の幼なじみ4人の物語。それぞれが夢を追いつつバイトに明け暮れる日々を送りながら、毎年年末になると、宝くじを共同購入していた。するとその年に買った宝くじの1枚がなんと賞金7億円の1等に当選。大喜びする4人だったが、一夜明けると当たりくじがこつぜんと姿を消し、4人は互いに疑心暗鬼になってしまう。宝くじを奪った“犯人”は誰なのか、それが明らかになった時、4人が最後に出す答えとは。行方不明の宝くじを巡って試される幼なじみたちの友情を、人間味たっぷりに描いていく怒涛(どとう)のワンシチュエーションエンターテインメントが幕を開ける。
木戸はマジシャンになるという夢を追いかけ、4人の中立的なポジションでリーダーシップを発揮する彰を演じる。山下は、歌手になる夢を追いかける、ムードメーカーで真っすぐな性格の潤。西は、芸術家になる夢を追う、温厚でおとなしい性格の優人。豊田は、歯に衣(きぬ)着せぬ物言いの強気な一匹狼タイプの司を演じる。
さらに、本作の放送に先駆けて、過去のヤングシナリオ大賞受賞作品がTVerとFODにて無料配信されることが決定した。29日0時から、『silent』の生方美久氏脚本『踊り場にて』(第33回大賞受賞作品)ほか5作品がTVerとFODで無料配信され、野島伸司氏脚本『時には母のない子のように』(第2回大賞受賞作品)、野木亜紀子氏脚本『さよならロビンソンクルーソー』(第22回大賞受賞作品)など、人気脚本家のヤングシナリオ大賞受賞4作品はFODプレミアムにて初配信される。
キャスト陣&プロデュース足立遼太朗さんのコメント全文
◯木戸大聖
――本作の台本を読んだ感想は。
「なかなか現実には起こらないけれど、いざ宝くじを買えば誰にでも起きる可能性があるという面では現実的なストーリーだと思いました。特にあの年齢の若者が実際に当選したら本当にこうなるかもしれない、という面白さがあり、“自分事”のように読めましたし、実際に現場でも役に入り込んで演じることができました」
――彰役をどのように演じようと考えていましたか。
「彰が4人の中でも“リーダー的な存在”であるということを考えた時に、自分が今回の4人のキャストの中で一番年齢が上だということを生かそうと思いました。撮影中以外でも彰らしい振る舞い方ができたら、カメラの前でも自然と“彰”でいられると思ったので、そこも意識していました」
――もし7億円当選したらどうしますか。
「絶対に使いきらないように半分は確実に貯金をします! もし残りを使うとしたら、がっつりお金を使う期間としてお休みをいただきます! 今まであまり海外に行ったことがないのでいろいろな場所を旅行してみたいです。でも当たった時に一番怖いのは、好きでしている仕事をする欲がなくなってしまうことだと思いました(笑)」
――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
「宝くじを買うと、誰もがその当選結果が出るまで夢を見ると思います。このドラマも“自分が本当に当選したら”という目で見ていただけると、共感できる点があると思いますし、夢を追いかける4人が一攫千金でお金を手にしてしまった時に気づく“本当に大事なもの”が何なのか、そこにも注目していただきたいです!」
◯山下幸輝
――役をどのように演じようと考えていましたか。
「潤はテンションが高く、思ったことをすぐに言葉と行動に移すムードメーカーのような存在なので、普段は一度考えてから言葉にするタイプの自分には少し挑戦的でした。怒っているシーンも多くありますが、僕は普段怒ることがないので楽しかったですし、実は“怒り”の演技が好きなので、そこをぜひ見ていただきたいです」
――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
「潤は今まで演じてこなかったタイプの役柄なので、僕の新しい一面も見ていただきたいです。ストーリーもシンプルで見やすいですし、“喜怒哀楽”が全て詰まった作品なので、何も考えずに純粋に楽しんでいただけると思います」
◯西垣匠
――優人役をどのように演じようと考えていましたか。
「優人は柔らかい雰囲気ですごく優しい青年だと考えたので、少しふわふわしている、癒やし系を目指して演じました。共演者の3人にも、優人に似ていてハマり役だと言ってもらえたので、普段から自分のペースで進んでいくような、役柄に近い部分があるのかもしれません」
――視聴者の皆様にメッセージをお願いします。
「幅広く活躍されている3人とお芝居できたことがすごくうれしかったです。同年代だからこその熱量がものすごく画面に出ていると思うので、楽しみにしていてほしいです。そして、誰が犯人なのか、誰が何をしているのか、この表情には何か意味があるんじゃないか…… など、いろいろ考察しながら見ていただけるととても楽しめるのではないかなと思います」
◯豊田裕大
――本作の台本を読んだ感想は。
「最初に読んだ際は、本当に7億が当たったら実際こういう風に取り合っちゃうのかな… と、自分に置き換えて考えてしまいました。読んだ瞬間に単純に楽しめる台本で、近年の受賞作とはテイストが異なり、より会話を重視したハイテンポな内容になっていて、チャレンジングなお話だと思いましたし、“会話劇”の経験のなかった僕にとってもすごく挑戦になりました」
――司役をどのように演じようと考えていましたか。
「司は怒るシーンも多くあって、(山下演じる)潤に少し似ていると思いました。でも2人は怒り方が違うんです。潤はすごい熱量で怒りますが、司は割と4人の中では一匹狼で、頭が良くて論理立てて説明できる面もあるので、少し引いた怒り方をして、潤と違ったタイプとして物語の中に存在しようと意識しました。また4人の中で一番威圧的な雰囲気を出せるよう心がけたので、そこにも注目していだきたいです」
◯プロデュース足立遼太朗さん(フジテレビドラマ・映画制作部)
「第1回目の坂元裕二さんから始まった歴史あるヤングシナリオ大賞、今回で35作目となりました。大賞の阿部凌大さんの脚本はとても面白くて心躍ったのと同時にすてきな脚本をプロデュースさせていただけることに大変光栄な思いでいっぱいでした。本作は、幼い頃から同じ児童養護施設で過ごし、現在でもシェアハウスをしている仲の良い4人の物語。ある時一緒に買った宝くじがなんと当選。どんちゃん騒ぎで飲み明かした翌朝、当たりくじがなくなっていて… さあどうする。というストーリー展開です。実はそれぞれに抱える秘密があり、後半でどんでん返しが待っています。“展開”がとにかく面白く、喜怒哀楽が全て詰まっているジェットコースターのようなドラマです。
どのシーンでも、色んな意味での“ハイテンション”な極限状態での芝居が続いていきます。そんな“ハイテンション”に見事に応えていただいた4人の役者陣が本当に素晴らしかったです。主演を務めていただくのは木戸大聖さん。『僕たちの校内放送』で初めてご一緒させていただいたのですが、その時も圧巻のお芝居を見せて下さって、今作の主人公・新条彰を演じる木戸さんも見てみたい! と思いオファーさせて頂きました。そして山下幸輝さん、西垣匠さん、豊田裕大さんと実力も勢いもあるすてきな皆さんが集まって下さいました。
木戸さん演じる彰の求心力、山下さん演じる潤の明るさ、西垣さん演じる優人の困惑した表情、豊田さん演じる司の怒号、この4人でなければこのドラマは成立しませんでした。1時間があっという間だと思います。ワンシチュエーションでの4人のお芝居のぶつかり合いは大変見応えのあるものになっていますので画面からも伝わってくる熱量をぜひご体感下さい!!!」