「猪木展」に女猪木・Sareeeが来場 スターダムのお家騒動に「必ず大きな波は来る」

25日まで神奈川・MARK IS みなとみらいで開催中の「-おかえりなさい、 猪木さん-燃える闘魂 アントニオ猪木展 in YOKOHAMA」に、SEAdLINNNGのシングル王者でもある女子プロレスラーのSareeeが来場した。

レプリカながらIWGPベルトを肩に下げて記念撮影を行ったSareee
レプリカながらIWGPベルトを肩に下げて記念撮影を行ったSareee

ジュリアとは「どうなるにせよ、最高の舞台で」

 25日まで神奈川・MARK IS みなとみらいで開催中の「-おかえりなさい、 猪木さん-燃える闘魂 アントニオ猪木展 in YOKOHAMA」に、SEAdLINNNGのシングル王者でもある女子プロレスラーのSareeeが来場した。(取材・文=“Show”大谷泰顕)

 午前11時過ぎに来場したSareeeは、展示された数々のパネルや闘魂ガウン、各種の関連グッズを興味深そうに確認し、実際にいくつかグッズを購入。即座に購入した猪木Tシャツへの着替えを済ませた。

 今回、グッズ購入者への特典として、展示されているベルト(レプリカ)を肩に下げて写真が撮れるため、SareeeはIWGPベルトを肩に下げての記念撮影を実施。かねてからIWGP女子のベルト獲得を公言してきたSareeeからすれば、「レプリカですけど、私、IWGPのベルトを肩にかけちゃいました」と和やかなムードを発しながら、改めて今回の「猪木展」を訪れた真意を以下のように話した。

「2024年になって猪木さんにごあいさつできていなかったのと、(1月には)自主興行も無事に終わったし、2月20日が猪木さんの誕生日だったのもあるので、これは必ず顔を出さなければと思って、今日、顔を出させてもらいました」

 さらに、今後の防衛戦について聞かれると、「あのベルトを狙いにして来てほしい」と発言し、「いつ何時、誰の挑戦でも受けるつもりです」といつものように意気込んだ。

 また、今月4日にスターダムが、創設者でもあるロッシー小川氏への業務委託契約を解除したことで、新団体発足を模索しているとの情報も飛び交っていることに関して、「大変そうだなと思いますね。でも、これからどうなっていくのか楽しみではあります。去年の女子プロレスはスターダム一強みたいな感じだったじゃないですか。それがこれで今、グチャグチャと揺れ動いているから、これは大きく変わる前兆だと思うので楽しみですよ」と動向を見守っている様子。

猪木語録の入ったキーホルダーを手にするSareee
猪木語録の入ったキーホルダーを手にするSareee

 続けて「ライバルはいっぱいいたほうがいいので。大きい団体が動くのって、どっちに動くのかは分からないけど、必ず女子プロレスがもっともっと盛り上がる方向にいってほしいし、私もそこに食い込んでいきたい」と口にした。

 Sareeeとしては、「必ず大きな波は来ると思うので、今はあえて待っていようかな」とじっくり構えているようだ。

 実際、1年ほど前から舌戦を展開したことで因縁浅からぬスターダムのジュリアに関しては、「樹は熟しているので、あとは舞台だと思いますけど、それまでにお互いレベルアップしていないといけないと思います」と話し、「どうなるにせよ最高の舞台で」とまとめた。

 ちなみに男子ながら「闘魂スタイル」を掲げたことで、猪木関連の肖像権などを管理する猪木元気工場(IGF)から「警告書」を送られた、全日本プロレスの三冠ヘビー級王者・中島勝彦に関しては、「どうしたんだろう? どうなっちゃうんだろう? と思いながら見てますね。(中嶋のイメージは)赤いニット帽をかぶっているイメージです」とコメント。

「あんまり難しいことはわからないですけど、(闘魂スタイルは)カッコいいなと思いますね。私もそう口に出してはいませんけど、もともと(プロレスは)そうだと思っているので。負けませんよ」とも。

 なお、Sareeeは「猪木展」を去る際に、「猪木名言集キーホルダァーッ!」なるガチャガチャを2回試すと「一寸先はハプニング」「道はどんなに険しくとも笑いながら歩こうぜ」の言葉が出た。これを見たSareeeは「この言葉を胸に頑張ります」と話しつつ、「せっかくなので少し他のお店を見て行きます」と購入したばかりの猪木Tシャツを着たまま、買い物に出かけた。背中には「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」と書かれていた。

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