『トルネコの大冒険3』が鬼畜ゲーと称されるワケ 『不思議のダンジョン』系で最難関?
あなたは『不思議のダンジョンシリーズ』をプレイしたことがあるだろうか。このゲームシリーズは「ローグライク」と呼ばれるシステムが導入されており、「入るたびにダンジョンの形が変化」「罠やモンスターの自動配置」「ゲームオーバーになったらすべてのアイテムを失くし、1からやり直し」というシステムを導入しているのが特徴だ。本記事ではシリーズ最難関と言われる『トルネコの大冒険3』を紹介する。
難しすぎてもはや運ゲー!?
あなたは『不思議のダンジョンシリーズ』をプレイしたことがあるだろうか。このゲームシリーズは「ローグライク」と呼ばれるシステムが導入されており、「入るたびにダンジョンの形が変化」「罠やモンスターの自動配置」「ゲームオーバーになったらすべてのアイテムを失くし、1からやり直し」というシステムを導入しているのが特徴だ。本記事ではシリーズ最難関と言われる『トルネコの大冒険3』を紹介する。
ローグライクゲームのなかで代表的なものが、スパイク・チュンソフト社(旧チュンソフト社)が発売している『不思議のダンジョンシリーズ』だ。これまでに「ポケモン」「チョコボ」などの人気キャラクターを使ったシリーズ作が発売されているが、2002年に発売された『トルネコの大冒険3』がシリーズ最難関ゲームと言われている。
『トルネコの大冒険3』が難しいと言われる理由は、「理不尽すぎるゲーム設定」が挙げられる。ゲームを進めていくと、トルネコの息子・ポポロを使って冒険できるようになるのだが、トルネコと比べてステータスは低めで、トルネコでの冒険のようにモンスターをスムーズに倒せないのだ。
しかも、トルネコのように武器や防具を装備できず、使えるアイテムも限定されている。そんなポポロの最大の武器は、倒したモンスターを仲間にできること。そのため、ポポロでのダンジョン攻略は、味方モンスターの使い方がカギを握っている。
本作の攻略において、最難関と言われているのが「異世界の迷宮」というダンジョンを、ポポロで攻略することだ。
「異世界の迷宮」へ入ると、数多くの困難がプレイヤーを苦しめる。レベル1でスタートしたばかりの序盤で突然強いモンスターが出現し、一撃でゲームオーバーになるという悲劇も日常茶飯事だ。
難易度の高いダンジョンではアイテム活用も必須だが、これも「異世界の迷宮」では一筋縄ではいかない。ダンジョン内に落ちているアイテムを取ろうとしたら、実は擬態したモンスターで、いきなり襲われるということも多々ある。アイテムを手に入れても、正式な名前ではない仮名が付けられていることが多く、実際に使った効果を見てどのアイテムなのか推測しながらの冒険を強いられるのだ。
「強いモンスターをたくさん仲間にすれば攻略できるだろう」と思うかもしれないが、それも容易ではない。地面にはトラップが仕掛けられていることも多く、もし地雷を踏んでしまえば、せっかく仲間にしたモンスターが消滅してしまうのだ。ステータスの低いポポロが仲間を失えばクリアはより困難を極め、冒険を共にしてきたモンスターを失う精神的ショックも大きい。
ダンジョンに現れる敵モンスターも驚異的だ。仲間全体を混乱させる特技を持つモンスターに出会えば、仲間同士で攻撃しあって自滅する恐れもある。
極めつけは、ダンジョン終盤に登場する「ダースドラゴン」の存在だ。同じフロアのどこからでもダメージを与えられるため、プレイヤーは見えない場所から攻撃を受けることになる。このような状況に遭遇したら、いち早く次のフロアへ逃げなければならない。
このようにあまりにも難しい設定のため、多くのプレイヤーは幾度となくゲームオーバーすることとなる。クリアするには多くの時間を使い、運を味方にする必要もあり、とてもハードだ。
昔に比べてゲームの難易度が低下しているといわれる昨今。もし難しいゲームを体感したいなら、『トルネコの大冒険3』にチャレンジしてみてはいかがだろうか。