『ウルトラマンタロウ』史上最強の怪獣は? 視聴者をハラハラさせた3体の強敵たち

1973年4月6日にTBS系で放送開始されて昨年50周年を迎えた『ウルトラマンタロウ(以下、タロウ)』には、最強と呼び声の高い怪獣がいくつも登場している。そこで本記事では、タロウの前に立ちはだかった最強怪獣を3体紹介しよう。

『ウルトラマンタロウ』史上最強の怪獣は?【写真:Getty Images】
『ウルトラマンタロウ』史上最強の怪獣は?【写真:Getty Images】

タロウだけでなくほかの兄弟も敗北!?

 1973年4月6日にTBS系で放送開始されて昨年50周年を迎えた『ウルトラマンタロウ(以下、タロウ)』には、最強と呼び声の高い怪獣がいくつも登場している。そこで本記事では、タロウの前に立ちはだかった最強怪獣を3体紹介しよう。

 最初に注目する怪獣は、第17話「2大怪獣タロウに迫る!」に登場したバードンだ。主人公・東光太郎が持ち帰った手土産のスイカから怪獣ケムジラの幼獣が誕生し、そして巨大化したケムジラに光太郎はタロウに変身して立ち向かう。そこに現れたのがケムジラをエサとするバードンである。

 ケムジラとバードンの2体を相手しなくてはいけなくなったタロウは、続く第18話「ゾフィが死んだ! タロウも死んだ!」のなかで、力尽きて死んでしまう。バードンの鋭いくちばしで何度も攻撃されて絶命するタロウの姿に、SNS上では「生々しい血まみれのまま倒れる姿が未だにトラウマ」「バードンにタロウが殺されたときはまじで泣いた」など子どもころに見た衝撃を語る人の声があがっていた。

 続いて第33話「ウルトラの国大爆発5秒前!」、第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」に登場したテンペラー星人をチェックしてみよう。

 テンペラー星人は、ウルトラの国の破壊を目論む怪獣で、ウルトラ兄弟にとって宿敵といえる存在。タロウに招かれたウルトラ5兄弟を追って地球にやってきて、タロウがテンペラー星人を打倒するものの、もう1体別のテンペラー星人が現れる。

 最初のテンペラー星人を倒して自信過剰となっていたタロウは、テンペラー星人の策略に引っ掛かり捕まってしまうのだった。タロウを捕まえてウルトラ6兄弟と戦うテンペラー星人に対し、ファンからは「口は軽いが強い」「知能高くない感じだけど、強さは自体は確かにかなりレベルが高い」といった声が寄せられている。

 ちなみに、ここまで紹介した18話や33話、34話は円谷プロダクション創立60周年記念「円谷映画祭2023」にて、映画『シン・ウルトラマン』で企画・脚本を務めた庵野秀明氏が選ぶ特別セレクションとして上映。庵野監督もバードンやテンペラー星人の強さに衝撃を受けたのかもしれない。

 最後は第40話「ウルトラ兄弟を超えてゆけ!」に登場するタイラントに注目。タイラントは歴代怪獣の怨念と能力が合体した怪獣で、地球を目指す道中でウルトラ兄弟を次々と倒していく。海王星ではゾフィ、天王星でウルトラマン、土星でセブン、木星でジャック、そして火星でエースと戦って勝利している。

 次々とウルトラ兄弟を制圧したタイラントには、「タロウ以外のウルトラ兄弟を軽く倒す強さに驚いた」「初めて見た時に圧倒されて、最強な怪獣ってすりこまれた」などのコメントが。多くのファンの記憶に残るほど強烈なインパクトを残したようだ。

 圧倒的な強さでウルトラマンたちを窮地に追い込む最強怪獣。ほかのシリーズでもウルトラマンを苦しめた怪獣は数多くいるので、自分なりの“史上最強の怪獣”を見つけてみても面白いかもしれない。

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