叶井俊太郎さん、56歳で死去 すい臓がんで闘病 先週から体調急変…映画関係者にメッセージ「先に向こうに行ってきます」
映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが17日、亡くなっていたことが分かった。56歳だった。
妻は漫画家の倉田真由美氏
映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが17日、亡くなっていたことが分かった。56歳だった。
ステージ4の「すい臓がん」であることを公表していた叶井さんは今月7日に自身のSNSを更新。今年に入ってから「腹水」で歩けなくなり、寝たきり状態になってしまっていたことを明かしていた。
妻である漫画家の倉田真由美氏も14日にXを更新し、夫の現状について「ほんの数日前にできていたことができなくなる。今月に入ってから、夫の変化の速度は想像を絶するものです」と報告していた。
叶井さんは抗がん剤治療は受けていなかった。関係者によれば、先週から体調が急変。腹部とみぞおち部分に激痛が襲い、食事は点滴と栄養ドリンクのみ。トイレに自力では行けない状態で、毎日、胃液と血液を100回前後、吐き続けていた。
介護ベッドに寝たきりの状態で、かかりつけ医が通い、モルヒネを注射していたが、14日時点で医師からは「今日持つか、どうかも分からない状態です」と余命宣告も受けていた。
そんな中でも、映画関係者に連絡を取り、「みなさん、今までありがとう。長生きしてください。先に向こうに行ってきます」とメッセージを送っていたという。
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【写真】壇上に立つ叶井俊太郎さんの姿