俳優の剛力彩芽が16日、都内で行われた映画『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説　呪いの血』の初日舞台あいさつに登壇した。主演を努めたお笑いタレント・劇団ひとりの不在にクレームを入れた。

　同作は、参加者が推理小説の登場人物となり話し合いながら事件解決を目指す体験型ゲーム「マーダーミステリー」をテーマにした朝日放送テレビ系列のドラマシリーズの劇場版。探偵・斑目瑞男や助手の村城和兎らが、「一夜のうちに3人の生贄の血を滴らせると死者が蘇生する」という不気味な伝承が残る鬼灯村を舞台に巻き起こる事件の真相に迫る。

　全編を通してキャスト陣のアドリブが展開された本作にちなんで、最近自身のまわりで起きた“事件”を問われて「私がこのど真ん中に立っていることですよ！　一番の事件ですよ！」と回答。

　自身が、劇団ひとり演じる斑目瑞男（まだらめ・みすお）の助手・村城和兎（むらしろ・わと）を演じ、ストーリーテラーという役どころであるため「（事前に台本などを読んで）本編を見る前に私は犯人を知ってしまったという、すごい悲しい結末を迎えた（笑）」と暴露。「ただ、やっぱりここ（中央）に立ってるのは斑目さんじゃない？　今日なんで斑目さんいないんだ？　という感じ」とクレームを入れた。

　また、撮影を振り返って文音は「今回は皆一人ひとりに車が用意されていて、そこにアドバイザーって言われる監視役がついていた」と明かし、共演者同士は「絶対に接近禁止。トイレですれ違っちゃいけないっていう構図で撮ったので現場に入りました。（事前の挨拶などなく、撮影の）用意スタートで本当にスタートするんですね」と話した。

　舞台あいさつには木村了、北原里英、光岡麦監督も出席した。