【ブギウギ】スズ子の衣装に大阪の現場テンション急上昇 NHK「偶然ヒョウ柄が大勢」

俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜午前8時)の第96回が16日に放送され、スズ子が新曲『ジャングル・ブギー』の圧巻のパフォーマンスを披露する様子が描かれた。スズ子のステージ衣装は“ターザンの女性版”をイメージしたかのようなちょっとセクシーでかわいい衣装。おまけにヒョウ柄だった。制作統括の福岡利武氏にスズ子の衣装やダンスの舞台裏を取材した。するとヒョウ柄の楽しいエピソードも紹介してくれた。

ヒョウ柄の衣装で歌うスズ子(趣里)【写真:(C)NHK】
ヒョウ柄の衣装で歌うスズ子(趣里)【写真:(C)NHK】

制作統括が明かす『ジャングル・ブギー』のパフォーマンス撮影の舞台裏

 俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜午前8時)の第96回が16日に放送され、スズ子が新曲『ジャングル・ブギー』の圧巻のパフォーマンスを披露する様子が描かれた。スズ子のステージ衣装は“ターザンの女性版”をイメージしたかのようなちょっとセクシーでかわいい衣装。おまけにヒョウ柄だった。制作統括の福岡利武氏にスズ子の衣装やダンスの舞台裏を取材した。するとヒョウ柄の楽しいエピソードも紹介してくれた。

「モデルの笠置シヅ子さんも当時、同じような衣装を着ていたかなと思います。ヒョウ柄については、歌の冒頭でも『私はめひょう』と歌っていますから歌詞のインパクトをそのまま衣装に持ち込もうという意図です。ほどよくセクシーで、すてきな衣装になったと思います」

 スズ子は大阪育ち。日ごろからバリバリの大阪弁を使う設定。ヒョウ柄の服と言えば大阪の女性という印象を持つ人もいるかと思うが、これを意識したヒョウ柄ではないのか。

「大阪の女性だからということは意識していません。ただ、確かに撮影の時に何人かの大阪の女性スタッフら関係者がヒョウ柄の服を着ておりまして、趣里さんもヒョウ柄の衣装を着ていましたので、スズ子がいっぱいいると言って、みんなで笑っていました。偶然、ヒョウ柄が大勢いましたので、みんなでステージに上がろうかと盛り上がっていました」

 衣装についての趣里の反応も気になる。

「趣里さんは髪形を含めて衣装を気に入って『すてきやわ~』『テンション上がります』と言って盛り上がっていました」

 スズ子のステージ衣装は笠置さんを参考にしているのだろうか。

「残っている衣装の資料を見ながら参考にさせていただいております」

 振り付けはどうだろう。

「ワイルドさにこだわりました。ワイルドさをうまく伝えられたらという振り付けになっていると思います。趣里さんは立ち姿、歩く姿がすごくりりしいので、かっこ良さも出ていて良かったと思います。ほかにダンサーを入れず、みんなでスズ子を見る形を作りました」

 意識しているのは笠置さんに寄せるというより趣里しかできない表現ということか。

「その通りです。生で見ていて本当に面白くて、見学しているスタッフも手拍子をしていたくらい撮影現場は盛り上がっていました」

『ジャングル・ブギー』は史実では服部良一さんが作曲し、黒澤明監督が作詞した楽曲。1948年に公開された黒澤監督の映画『酔いどれ天使』の劇中歌として使用され、笠置さんも出演して歌っている。今後、スズ子が『酔いどれ天使』に出演する展開もあるのだろうか。

「それはないですが、今後もまた女優の仕事をすることは描きます」

 次の展開は歌手としてだけではなく、俳優としてのスズ子の活躍も見どころの一つになりそうだ。

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