宮本亜門「今でも集団怖い」 結婚式は「絶対行かない」と明かす 学生時代にひきこもり体験

演出家の宮本亜門が10日、都内で行われた厚生労働省「ひきこもりVOICE STATIONフェス」に、高橋みなみ、ゆうたろうとともに出席した。「今でも集団怖いです」と明かした。

イベントに登場した宮本亞門【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登場した宮本亞門【写真:ENCOUNT編集部】

人前でしゃべるのは苦手「ちゃんと明るくしたからこんな派手な格好してるんですよ」

 演出家の宮本亜門が10日、都内で行われた厚生労働省「ひきこもりVOICE STATIONフェス」に、高橋みなみ、ゆうたろうとともに出席した。「今でも集団怖いです」と明かした。

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 宮本はこの日、学生時代のひきこもり経験を振り返って「(学校などで)『人に合わせきゃ』がどんどんたまっていって、もう人がだんだん怖くなった。とにかく集団生活がすっごく苦手だった。幼稚園から苦手で、人の前で話すのも怖くて」と述懐。「ある日高校で……1年生かな? 突然『やっぱり行きたくない』と。ずっと部屋に1年間ひきこもった。『もう限界だ』、『自分は生きてる価値がない』、『自分なんておかしいんじゃないか』とだいぶ自己否定をしてしまった。とにかく親の理想でもなんでもない自分をすごく否定していた」と述懐。ひきこもりから立ち直るきっかけなどについて語った。

 現在は、世界的演出家として活躍する身だが「今だって、稽古場行くの怖いもん。(現場で待っているのは)もう、集団だけですから。(スタッフなどから)『亜門さんから一言!』となる。最初から『あ~! 言いたくない! 言いたくない……!』となる」と明かした。

 次いで「だから今も結婚式とか絶対行かないし、喋らない」と断言し、「もう、今でも集団怖いです」と告白。「(人間は)そんないっぺんにパーッと変わらないですよ。今日だって、ちゃんと明るくしたからこんな派手な格好してるんですよ」と襟を触って笑った。

 厚生労働省は、ひきこもりに理解がある地域社会の実現を目指し、10月よりTOKYO MX『ひきこもりボイスTV』(全6回)を制作・放送。「ひきこもりVOICE STATION全国キャラバン」を6ブロック(埼玉、長崎、京都、福島、島根、石川)で開催してきた。集大成として2月10日に「ひきこもりVOICE STATIONフェス」を東京にて開催。今回のキャンペーンの目的である“ひきこもり状態にある方やその家族が孤立することなく、地域社会に住む一人ひとりがひきこもりに関する理解を深め、相談しやすい環境づくり”になるよう、ひきこもり経験のあるタレントや、ひきこもり支援者、そして有識者を交えてディスカッションを行った。

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