俳優の阿部サダヲが主演を務めるTBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある！』（金曜午後10時）の第3話が9日に放送された。お笑いトリオ・ロバ―トの秋山竜次と山本博が出演すると、対照的なキャラクターに注目が集まった。

　同作は、阿部演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディー。脚本は宮藤官九郎が務め、妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描く、ヒューマンコメディーの要素も持つ完全オリジナルストーリーだ。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　第3話では、昭和と令和それぞれのテレビ番組の収録の様子が描かれた。秋山が演じるのは、昭和で人気の深夜番組『早く寝ナイトチョメチョメしちゃうぞ』のMC・ズッキーこと鈴木福助を演じた。秋山が深夜番組のMCを演じるのに対し、山本は令和の情報番組『プレサタ』のMC・ツツミンこと堤ケンゴを演じた。

　ズッキーは深夜の人気お色気番組のMC。テレビ局に入ると、サカエ（吉田羊）に「お姉ちゃん、チョメチョメ足りてる？」と言いながら堂々とお尻を触る“セクハラ”をして、収録にはお酒を片手に参加するなど、「東のズッキー　西の（やしき）たかじん」と言われるほどやりたい放題だった。それに対して、令和の情報番組MC・堤は“6股交際”が週刊誌で報じられて降板。急きょ俳優の八嶋智人が本人役で登場し、代打MCとして奮闘する様子が描かれた。

　秋山演じるズッキーに、SNSでは「秋山さんは何にでもなれるね」「ほんと昭和のおじさんタレントそのもの！」「タバコ吸いながら歩くズッキーの貫禄」「ズッキーに山城新伍を感じる」「ケーシー高峰？」などの声が。

　一方の“6股交際”堤を演じた山本には、「何をどう勘違いしたら6股なんて出来るんだw」「ツツミン、男にも手を出してたかw」「リアルな中年の悲壮感を博さんが忠実に再現してて最高すぎた」「清潔感だけが取り柄のロバート山本は大草原」「博さんもそれっぽくていいキャスティング！」などの声が上がっていた。