ところで、肝心のウイルスの飛沫防止・感染防止効果はどうなのか。
「メーカーの担当者に聞きましたが、もとは日焼けや熱中症予防に開発されたもので、ウイルス防御に関してはデータがないそうです。しかし、付けていることで、飛沫を飛ばしたり浴びたりするリスクが軽減できることは確かでしょう」
　目の細かいメッシュ構造とはいえ、ウイルスの拡散を完全に防止することは不可能なのだ。それでも、マスクは付けていることが重要。三密状況にはない釣りなどアウトドア・シーンでも、それは同じ。マスクは不要ではなく、付けていることが重要だろう。

　ウオーキング、ランニング、自転車、登山、さらに街歩きや旅行などにも重宝。三密状態にない時は、首までおろせばジリジリした陽差しを避けられる快適な夏マフラー代わりにもなる。使用後は、洗濯機で洗濯・脱水して干せば数十分で乾く。手洗い・手絞りでも夏の好天時なら1時間あまり。

　販売価格は2700円前後。店舗ではほとんど売り切れているが、ネット販売ではまだ在庫が多少あるようだ。