“男性スターの登竜門”ジュノンボーイたちが舞台初挑戦「1か月頑張った姿を見ていただければ」

2023年で36回目を迎えたジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストが出演する舞台『ハイスクール・ハイ・ライフ3』が、24年2月8日から12日まで上演される。9日にはBパターンのゲネプロと初日公演が行われ、メインキャストの下川床琉良(しもかわとこ・るい)・柴山大輝(しばやま・だいき)・富川立夢(とみかわ・りずむ)が取材に応じた。

「ハイスクール・ハイ・ライフ3」でメインキャストを演じる柴山大輝(左)、下川床琉良(中)、富川立夢(右)【写真:ENCOUNT編集部】
「ハイスクール・ハイ・ライフ3」でメインキャストを演じる柴山大輝(左)、下川床琉良(中)、富川立夢(右)【写真:ENCOUNT編集部】

「仮面ライダーになりたい」芸能界での目標も語る

 2023年で36回目を迎えたジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストが出演する舞台『ハイスクール・ハイ・ライフ3』が、24年2月8日から12日まで上演される。9日にはBパターンのゲネプロと初日公演が行われ、メインキャストの下川床琉良(しもかわとこ・るい)・柴山大輝(しばやま・だいき)・富川立夢(とみかわ・りずむ)が取材に応じた。(取材・文=大宮高史)

 武田真治、溝畑淳平、小池徹平ら多くの男性俳優を輩出してきたジュノン・スーパーボーイ・コンテスト。昨年開催された第36回のグランプリ石山順征のほか、ファイナリスト9人とベスト30進出者3人が本作に出演し、男子高校生の青春群像劇を演じる。

『ハイスクール・ハイ・ライフ』は22年に初演され、23年3月には『ハイスクール・ハイ・ライフ2』を上演。「2」では第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリの富樫慧士が主演し、若手俳優の登竜門の舞台としてファンの注目を集めつつある。

 今回上演の「3」ではメインキャストの新入生トリオはA・Bの2パターンで演じられ、Aパターンは石山・樫又龍ノ介・冨樫庵が、Bパターンでは下川床・柴山・富川が演じる。演劇部に入ろうとした3人は、実は部員が激減して廃部寸前だったことを知り、廃部を食い止めようと過去へのタイムリープを繰り返していく。そのほか、ファイナリストとベスト30進出者から漆山拓実、鈴木哲平、須賀涼斗、畠山公志、小泉力輝弥、高橋輝仁が全日程に出演。それぞれの出演者は自身と同じ名前の演劇部員を演じる。

 Bパターンで主演するルイ役・下川床はコンテストで「みんなのハートをドロボーボーイ賞」を受賞した。「未経験だった12人が1か月頑張ってきた姿を皆さんに見ていただければと思います。初めての舞台ならではのフレッシュさもありつつ、『ハイスクール・ハイ・ライフ』を今まで観てきた方にも楽しめる作品になっています」と出演の抱負を語った。初舞台を踏むジュノンボーイ・ファイナリストと共に高崎翔太・野口友輔・吉田晴登の3人の俳優が出演しており、「高崎さんのラジオに出させていただいたり、一緒にご飯を食べたりして仲が深まりました」と振り返った。

 Bパターンで最年少のリズム役・富川は16歳の現役高校生。「演技も初めてで、どうしたらいいかも分からないところから始まって、演出の谷健二さんや振付のMisakiさんがいろいろ指導してくださいました。学校との両立も難しかったのですが、高崎さんや野口さん、吉田さんがサポートしてくれて、いい感じにできました」と稽古の様子を語った。

 コメディーやアドリブを交え、またクールな楽曲にのせたダンスシーンもある。ダイキ役の柴山はダンス経験者で、アクロバティックなダンスも披露している。「笑ったり感動したり、たくさんの感情を観る人に伝えたいと思います」と意気込みを語り、「最初はすごく緊張して稽古に臨みましたが、撮影からゲネプロまでキャリアのある先輩方もスタッフの方も皆さんすごく仲が良くて、アットホームな雰囲気で今日を迎えられました」と現場のあたたかさを伝えた。

 今作で俳優デビューを飾ったジュノン・スーパーボーイ・ファイナリストたち。3人に芸能界での目標を聞くと、下川床は「ジュノンボーイを目指したきっかけが『仮面ライダーになりたい』でした。この舞台を通して演技の厳しさや芸能界でどう戦っていくかを学ばせていただいたので、それを生かして自分の夢である仮面ライダーを演じられるよう、走っていきたいと思います」と語った。

 俳優を目指してコンテストに応募したという柴山は「コメディー系の映画がすごく好きで、この舞台でも演じたようにコメディー寄りで、癖のある役をやってみたいです。演技の厳しさ・楽しさなどたくさん学ぶことがありました。今後への一歩にしていきます」と演じてみたい役をアピール。

 富川は「高橋文哉さんに憧れて、高橋さんが出演しているドラマを観てジュノンボーイに応募しました。高橋さんのようにオールラウンダーの俳優を目指しつつ、モデルもやり、グループで歌ったり踊ったりできる人になりたいと思います」と高橋文哉への憧れを語った。

 公演は2月12日まで東京・R’sアートコート(労音大久保会館)で行われる。

次のページへ (2/2) 【写真】ゲネプロと初日公演の様子
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