元日向坂46でタレントの影山優佳（22）が、11日放送のテレビ朝日系『池上彰が追跡取材！どうなる！？リニア新幹線』（午後1時55分）に出演する。リニア新幹線問題を考える同シリーズは、2021年から年1回で静岡朝日テレビが制作。今年で4回目になり、影山が「若い世代の代表」として初登場した。

　工事を進めるJR東海は、リニアを27年に東京と名古屋を40分、37年には東京と大阪を67分で走らせるを目指してきた。だが、静岡県の川勝平太知事が工事による環境への影響を懸念し、工事をいまだに認めていない。結果、JR東海は昨年12月、リニアの開業時期を「27年」から「27年以降」に変更して国交省に申請するに至った。

　番組では、この問題をあらためてジャーナリストの池上彰氏が分かりやすく解説。始発駅となる東京・品川駅で進められている工事現場や地下90メートル超で行われている神奈川・川崎市内の現場など、リニア工事の最前線を取材した内容も伝えていく。

　スタジオでは、東京で生まれ育った影山は池上氏の話を興味深く聞き、「（リニアが）地下を走っている時に（地震で）止まってしまったらどうなるんですか」などと質問。一方で、超電導のリニアが走る原理を口にする博学ぶりを見せ、「乗り心地は飛行機とは違うんでしょうか」と話す一幕もあった。

　その上で、リニアが開業した際の楽しみとして、「私、サッカー好きなんですけど、Jリーグのチームを巡ったり、スタジアムを巡りたいというのがあるので、それがよりかないそうです」などとコメント。一方で、懸念される環境問題も知り、収録後には「勉強になりましたし、『もっと、知りたい』と興味が湧きました。そして、皆さんも『自分の考えを持つぞ』という心構えのもと見ていただけたら、面白いんじゃないかなと思います」などと話した。

　番組にはテレビ朝日系『相棒』、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』などに出演してきた11歳の鳥越壮真も登場。鉄道好きの目から、リニア実験線に試乗して驚いた“12のポイント”を語るという。他、出演者は石原良純、ガダルカナルタカ、佐野伶莉アナウンサー（静岡朝日テレビ）。