ロンブー淳がついに「政界進出」!?テレ東オンラインフェスで「豊島区の区長をやる」

6月26日からテレビ東京がオンラインで展開するプロジェクト「試すテレ東祭」を前に、「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳とフェスを担当する同局の名物プロデューサー・ディレクター陣が20日、「試すテレ東祭 リモート制作発表会」としてオンライン会見を実施した。先駆的な取り組みへの熱い思いを生配信した。

「試すテレ東祭 リモート制作発表会」に参加した田村淳やテレビ東京のプロデューサーら【写真:Zoomキャプチャー画像より】
「試すテレ東祭 リモート制作発表会」に参加した田村淳やテレビ東京のプロデューサーら【写真:Zoomキャプチャー画像より】

6月26日からオンラインのプロジェクト「試すテレ東祭」が展開、無料・有料配信でコンテンツ発信

 6月26日からテレビ東京がオンラインで展開するプロジェクト「試すテレ東祭」を前に、「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳とフェスを担当する同局の名物プロデューサー・ディレクター陣が20日、「試すテレ東祭 リモート制作発表会」としてオンライン会見を実施した。先駆的な取り組みへの熱い思いを生配信した。

 今回のプロジェクトは、東京・池袋の「Mixalive TOKYO」を拠点に、オンラインとリアルイベントをつなぐ試みとして無観客配信イベントを展開するもの。新型コロナウイルスの感染拡大により、人と人とのリアルな接触が減少する一方で、オンラインでつながる世界がこれまで以上に注目されることから、「リアルとオンライン」の意識の具現化を図るというコンセプトだ。

 第1弾として26日に、池袋の街をバーチャルとつなぐための施策を考える「田村淳のバーチャル池袋作戦会議!ミラーワールドとは何者か!」を無料で配信する。第2弾として、27日から連続して9日間、同局クリエイティブビジネス部のプロデューサー・ディレクター陣による日替わりのイベント「テレ東無観客フェス 2020」の有料配信を実施。さらに、7、8月には、オンラインに特化した人気コンテンツのイベントや池袋の街と連携したさまざまなイベントを開催予定だ。

 この日の司会進行は、テレビ東京の相内優香アナウンサーが担当した。オンライン会見の場に登壇した淳は「(これまで番組「田村淳が豊島区池袋」で)リモート会議で夢物語みたいに語ってきたことが、コロナの自粛が明けたけど今まで通りの生活ができない中で新しいことを試していく中で、実際に動き出して非常にワクワクしています」と話した。

 そのうえで、「今までテレビ界でいろいろなことを試してきましたが、失敗が許されない状況で試してきました。なかなか思い切った実験的なことができない世の中だったのが、もっと試せる時代になった。僕はコロナの状況で唯一プラスに取れるところだと思う」と言及。「僕は失敗しにいっているんだなと思っています、テレビ東京は。失敗から何かを得るのがすごく上手な人たちがいるので、ただの失敗で終わらない。失敗をコンテンツにするのがいよいよ始まった。それを最初にテレビ東京が始めたなと思っていて、チャレンジングなテレビ局だと思います。手探り感で生で起こったものに制作陣が生で答えていく。手触り感の感じられるイベントだと思います」と、テレビ局の新たな取り組みについて期待感を語った。

 今回のフェスで、放送中の番組「田村淳が豊島区池袋」発のイベントに取り組む淳。番組内では新型コロナウイルスと池袋を取り巻く状況を議論してきた。今回、“バーチャル池袋”を作り上げることを目指す淳は「バーチャル空間でもうひとつの池袋を作っちゃおう、そのバーチャル空間を通じて池袋を救いましょう(というコンセプト)。いまコロナ禍において飲食・エンタメ業界がすごく苦しんでいる現状を受けて、何かできないかなというところから立ち上がった企画。僕は、バーチャル空間の豊島区の区長をやろうと思っています。いろいろと政界進出するんじゃないかとニュースが上がりますが、僕もまさかバーチャル空間で政治家を始めてみようと思うとは思わなかった」と堂々宣言した。

 豊島区側とも連携しているといい、「実際の豊島区の区長さんに許可をもらっているので、リアル区長とバーチャル区長で池袋を盛り上げていければと思います。まちづくりと街を救うことが同時にできるかどうかの実験的な企画なので、みんなで一緒に作っていきたいです。でもこのままだと僕が区長になっちゃうので、ライバルに出現してほしいですね。対抗馬が現れると盛り上がるので、我こそはという人がいれば立ち上がってほしいです」と、さらなる企画の進行へ向けて熱い気持ちを明かした。

 さらに、会見中にはテレビ東京のプロデューサーに、「うちの田村亮はスケジュールがら空きなので、安価で提供します」と“出演交渉”する場面もあった。

 参加した制作陣は、急ピッチで立ち上げた企画と制作中の生々しい様子を明かした。オープニングのトークイベント「テレ東社員だらけのワンコイン裏サロン」を担う同局の伊藤隆行氏は「初日は全員何も知らない状態でやることになります。なんとかなるんじゃないかと思います。台本や内容を決めると嘘っぽくなる。突発的に急に話を聞かれると本音が出やすいかなと思いまして」と話した。プロジェクト全体の見通しについて、「(今回の制作陣の)個性がバラバラなんです。時間もなくなんかやれという状態、これはテレビになかったことなんです。自分の中に持っているものを出す形になっている。ある意味面白い企画が並んでいます」と意気込みを語ると、淳が「行き当たりばったり感ですかね」と“ツッコミ”。伊藤氏は「逆にリアルイベントになっています」と答え、かけ合いが盛り上がるオンライン会見となった。

「テレ東無観客フェス 2020」
6月27日 全員集合!オープニングイベント「テレ東社員だらけのワンコイン裏サロン」
6月28日 「生でやりすぎ都市伝説ナイト」 担当:岩下裕一郎(「やりすぎ都市伝説」プロデューサー「有吉ぃぃ eeeee!」総合演出)
6月29日 「池袋発!テレ東 Mixalive フェス#1」 担当:星俊一(「テレ東音楽祭」プロデューサー)
6月30日 「with コロナ時代に必要な「新・性教育」セクシャルマインドセットを バージョンアップせよ!!」 担当:工藤里紗(「シナぷしゅ」「アラサーちゃん」プロデュ―サー)
7月1日 「生勇者ああああ~無観客生配信って聞いたんで面白いけど地上波でボツにしてた企画、ちょっと試してもいいですかライブ~」 担当:板川侑右(「勇者ああああ」プロデューサー)
7月2日 「いきなり「冠」ツクル!~一緒に“番組”作ってみませんか?~」 担当:高橋弘樹(「家、ついて行ってイイですか?」プロデューサー)
7月3日 「池袋 生 闇鍋」 担当:上出遼平(「ハイパーハードボイルドグルメリポート」ディレクター)
7月4日 演劇「女のみち特別編~アンダーコロナの女たち~」 担当:祖父江里奈(「来世ではちゃんとします」プロデュ―サー)
7月5日 佐久間宜行スペシャル企画「クズか、宝か? ~見えない企画を試してみる会~」 担当:佐久間宣行

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