佐藤浩市、父・三國連太郎と同じ個人賞3冠達成「感慨深い」 「あと10年以上」と“現役宣言”

俳優の佐藤浩市が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『愛にイナズマ』、『せきいのおきく』などの熱演が評価され、助演男優賞を受賞した。

『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した佐藤浩市【写真:矢口亨】
『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した佐藤浩市【写真:矢口亨】

『第66回 ブルーリボン賞』の助演男優賞を受賞

 俳優の佐藤浩市が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『愛にイナズマ』、『せきいのおきく』などの熱演が評価され、助演男優賞を受賞した。

 1950年に創設されたブルーリボン賞。中断期間があったものの、今年で66回目を迎え、コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。受賞者への記念品は記者の象徴として万年筆が贈呈される。また、映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴となっている。

 佐藤は1981年の『青春の門』『マノン』で新人賞、2002年の『KT』『うつつ』で主演男優賞に輝いており、個人賞で3冠を達成した。佐藤は「何度もこうやって登壇させていただく機会をいただきまして、大変ありがたく思います」と喜んだ。

 今後についても「少なくともあと10年以上はやっていきたいと思いますが、今までにない自分に出会ってみたいと思います」と“現役宣言”を行った。

 3冠を達成しているのが「お父さんの三國連太郎さんと佐藤浩市だけ」と司会の二宮和也が紹介すると、会場では拍手が沸き起こった。佐藤は「感慨深いのと前回は主演男優賞。今回は助演(男優賞)なんで、来年そこ(=司会席)にいなくていい」とおちゃ目に返した。

 二宮が「こちらサイドとしてはいてもいい。弾数(たまかず)は多い方がいい」と“二宮節”で返すと、「弾かい!」とツッコみ、場を盛り上げた。

 作品賞には映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督、外国作品賞に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』東宝東和・山崎敏社長、監督賞に石井裕也氏『月』『愛にイナズマ』、主演男優賞に神木隆之介『ゴジラ-1.0』『大名倒産』、主演女優賞に吉永小百合『こんにちは、母さん』、助演男優賞に佐藤『愛にイナズマ』、『せきいのおきく』など、助演女優賞に浜辺美波『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』、新人賞に黒川想矢『怪物』、司会は前年度の主演賞を受賞した二宮、倍賞千恵子が務めた。

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