吉永小百合、自身の“引退説”に言及「自分の体が元気な限りは愛する映画の世界で」

俳優の吉永小百合が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『こんにちは、母さん』での熱演が評価され、主演女優賞を受賞した。

『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した吉永小百合【写真:矢口亨】
『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した吉永小百合【写真:矢口亨】

来年は神木隆之介と『ブルーリボン賞 授賞式』で司会を務める

 俳優の吉永小百合が8日、都内で行われた『第66回 ブルーリボン賞 授賞式』に出席した。映画『こんにちは、母さん』での熱演が評価され、主演女優賞を受賞した。

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 1950年に創設されたブルーリボン賞。中断期間があったものの、今年で66回目を迎え、コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった。受賞者への記念品は記者の象徴として万年筆が贈呈される。また、映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴となっている。

 あでやかな着物姿で登壇した吉永は「ブルーリボン賞の受賞、とびっきりうれしゅうございます」と笑み。「私は15歳のときに映画の世界に入りました。といっても、アルバイトのつもりだったんですけど、翌年に16本の映画に出演することになって、その年の最後に出たのが『キューポラのある街』(1962)という作品でした。そして、その作品でブルーリボンの作品賞と主演女優賞をいただいて、うれしく思っていたのを思い出しています。それから長い年月が経ちました。ここまで長くやってくれたのは一緒にスタッフのおかげだと」と感謝していた。

 司会の嵐・二宮和也とは2015年公開の映画『母と暮せば』で親子役を演じた。「あれ以来、本当の息子みたいになって。映画も全部観ていますから、これからも頑張って……」とエール送っていた。

 さらに「『これだけ長くやっていて、そろそろ辞めた方がいいんじゃない?』っていうのをネットのニュースに出ていた」と話し出すと、倍賞千恵子は「そんなこと言っちゃダメ」と“ダメ出し”していた。

 これを受け、吉永は「自分の体が元気な限りは愛する映画の世界でやらせていただきたいと思っておりますので、みなさまれからも映画館で見ていただく。それが私の願いです」と結んだ。

 そして、来年は神木隆之介と司会を務めることから固い握手を交わしていた。

 作品賞には映画『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督、外国作品賞に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』東宝東和・山崎敏社長、監督賞に石井裕也氏『月』『愛にイナズマ』、主演男優賞に神木『ゴジラ-1.0』『大名倒産』、主演女優賞に吉永小百合『こんにちは、母さん』、助演男優賞に佐藤浩市『愛にイナズマ』、『せきいのおきく』など、助演女優賞に浜辺美波『ゴジラ-1.0』『シン・仮面ライダー』、新人賞に黒川想矢『怪物』、司会は前年度の主演賞を受賞した二宮、倍賞が務めた。

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