新生『アニー』主役に子役の岡田悠李&絢田祐生 11歳の絢田は選考に2回落ちた過去
俳優の岡田悠李(10)と絢田祐生(11)が6日、都内で行われた丸美屋食品ミュージカル『アニー』(4月20日~5月7日、新国立劇場)の製作発表会見に出席した。オーディションを勝ち抜いて主人公・アニーの役を射止めた2人が意気込みや喜びなどを語った。
2回目は最終選考で落選
俳優の岡田悠李(10)と絢田祐生(11)が6日、都内で行われた丸美屋食品ミュージカル『アニー』(4月20日~5月7日、新国立劇場)の製作発表会見に出席した。オーディションを勝ち抜いて主人公・アニーの役を射止めた2人が意気込みや喜びなどを語った。
岡田は「まだどんなアニーになるか真剣に考えてる途中。なかなかパーフェクトな答えにたどり着けなくて。でも、公演が始まる前には、私らしく、ポジティブ、明るく、自分に合っているアニーを演じられるようにがんばります!」と元気に意気込みを述べた。
絢田はオーディションに合格した瞬間を振り返って「とてもうれしかったです。3回私は受けているのですが、2回目は最終で落ちてしまった。悲しくて、そのときは泣き止まなくて、近くの公園で友達と励まし合って、なんとか泣き止んで帰った。3回目、今年も最後の最後まで呼ばれなかったので、また公園コースかと思ったんです」と正直な気持ちを吐露。「でも、呼ばれたので、まさかのハッピーコースだった。とてもうれしかったです!」と満面の笑みに。
さらに絢田は「アニーを見てくれたお客様の心も体もハッピーに包まれて、そのお客様のお友達、ご家族の方もハッピーに包まれて、ハッピーが広がっていくようなアニーになりたいです!」と話した。
演出の山田和也氏は「アニーって、決してお行儀のいい子ではない。毎年言うんですけど、ずる賢い、抜け目ない、平気で嘘をついていく。それでも生き抜いていく。なぜ生き抜いていくかというと、お父さんとお母さんに会いたいから。そういうお行儀がよくなりすぎないアニーでいてくれたら」と若い2人にエールを送った。
会見には藤本隆宏、笠松はる、財木琢磨、須藤理彩、天翔愛も出席した。
同作は、1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画「ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)」を原作に、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生したミュージカル。同年のトニー賞において、作品賞をはじめ7部門を受賞。現在も世界各国で上演され続けている。日本公演は、1986年に日本テレビ主催で上演をスタートして以来、39年にわたって上演されている。今回はオーディションの末に小学4年生の岡田と小学5年生の絢田がアニー役に選ばれた。