KAT-TUN上田竜也ソロコン、開演前に会場電源落ちるも圧巻のパフォ 中丸雄一がサプライズ登場も
KAT-TUNの上田竜也が6日、Zepp DiverCity(TOKYO)にてソロコンサート「上田竜也 MOUSE PEACE 2024~我龍転生~」を開催。開演前からのアクシデントがありながらも、こだわりの演出で会場に集ったファンを魅了した。
全国5都市にて行われた約14年ぶりのソロコンサート
KAT-TUNの上田竜也が6日、Zepp DiverCity(TOKYO)にてソロコンサート「上田竜也 MOUSE PEACE 2024~我龍転生~」を開催。開演前からのアクシデントがありながらも、こだわりの演出で会場に集ったファンを魅了した。(取材・文=水谷賀奈子)
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本公演は、1月6日のZepp Sapporo公演を皮切りに全国5都市(北海道・愛知・大阪・福岡・東京)にて行われた、約14年ぶりのソロコンサートで2月6日がツアー最終日となった。開演10分前にダイバーシティ東京の電源が落ちてしまい、安全性の確認・確保などによって予定より20分ほど遅れての開幕。しかし、そんなアクシデントがあったことも忘れさせるエンジン全開のパフォーマンスで会場を盛り上げた。
オープニングでは、ステージモニターに映し出されたドラゴンが全長6.5メートルのドラゴンバルーンとして突如会場内に出現し、ファンの頭上を手が届きそうな距離までせまり、縦横無尽(じゅうおうむじん)に舞った。世界初となるドラゴンバルーン演出は迫力満点で、誰もが目で追ってしまっていた。そのドラゴンが姿を消すと、背中にドラゴンの柄の入った黒とゴールドを基調とした衣装を身にまとった上田がステージ中央に登場。「おまたせしましたー! 最高に盛り上がっていこうかー!」とファンに呼びかけ、『ヤンキー片想い中』を披露。バンドメンバーとのアイコンタクトも欠かさず、間奏では「お前らの声で電気落とそうぜ!」とアクシデントさえも煽りとし、サングラスを外すとファンからは歓声があがった。
そして、2010年にKAT-TUNを脱退した元メンバーの赤西仁と上田が当時共作した楽曲『BUTTERFLY』では、上田もギターを演奏し、赤と青の2色の照明に包まれ、ロック調で力強く歌い上げた。
また、あいさつタイムでは「ちょっと(会場の)電源が落ちましたね、すみません。でも、僕の焦らしプレイではありません!」といたずらな笑顔でアピール。バンドメンバーを紹介した後には「MOUSE PEACEの大魔王・上田竜也でございます」と自己紹介するとファンは「ふぅー!」と“大魔王”をあおった。
続いて、披露した『Lollipop』ではカジュアルな黒衣装へと着替え、男女のバックダンサーらと再び登場。女性ダンサーと上田が身を寄せ合い、抱き合い、歌い踊ると、上田の鍛え上げられた腹筋も露わになり、“見てはいけないもの”を見せつけるような、大人な空間を作り上げた。
『MONSTER NIGHT』では、ダンサーやバンドメンバーがフランケンシュタイン・ドラキュラ・包帯男などに変身し、上田もオオカミをイメージした衣装と赤い紅をひいた“モンスターメイク”で姿を現した。曲中には、上田発信で仕掛けられたチョコレートの香りのする煙が会場内を埋め尽くす。当時制作されたミュージックビデオを再現した演出で、あやしく不思議な世界観へとファンをいざなった。
MCタイムに入ると、「チョコレートの匂いも感じていただけましたでしょうか。お金がかかっているので、感じていただけたのなら何よりでございます」と本音を漏らすと、会場からは笑いが。さらには、昨日コンサートを見に来ていたKinKi Kids・堂本光一とふぉ~ゆ~・越岡裕貴とのエピソードを話し、『Endless SHOCK』メンバーとの仲の良さを垣間見せた。
ライブ後半のKAT-TUNブロックでは、亀梨和也のソロ曲『1582』、中丸雄ーのソロ曲『WHITE WORLD』、グループ曲の中でも人気を誇る『Keep the faith』と『RESCUE』を披露。さらに、『RESCUE』の間奏に入るとステージ中央から中丸がサプライズで登場した。ファンからは驚きと興奮に入り混じった歓声がわきあがり、会場のボルテージは最高潮に。中丸は「最終日おめでとうございます! 2階から見させてもらっていたけど、エモい! 懐かしいね!」とあふれでる興奮を伝えた。中丸のYouTubeチャンネル『中丸の銀河ちゃんねる』への出演と交換条件で、今回のステージ上での共演が実現したことを明かしていた。
そして、ラストスパートにさしかかると、今回のソロコンサートのために上田が普段から“アニキ”として慕う、嵐の櫻井翔と共同制作した新曲『ギリスト!』『光射す方へ』を披露。事前にMCタイムにレクチャーしていたコールアンドレスポンスで、会場は一つになった。
最後は「この環境で皆さんと一緒に声を出して、同じ熱量で時を過ごすというのは、なにごとにも変えられない宝物だと、毎日思いながら過ごしています」とファンへ感謝の言葉を送り、熱く激しい上田らしさの詰まったソロコンサートは幕を閉じた。
以下は、上田のコメント。
「みなさまお忙しい中、夢の国へようこそ。この物語はKAT-TUNの船から僕が予期せぬ天候で海に落ちてしまったことから始まります。世界初のバルーン龍やその他お菓子の匂い、視覚、聴覚と詰まりに詰まったエンターテインメントがみなさまをぶん殴ってきます。短い時間ではありますが、ぜひ夢の国をご堪能ください。そして、物語の結末はいかに」