武尊「僕は天才でもないし運動神経もない」 敗因指摘する声に複雑胸中「何も知らない人が否定しないで」
元K-1・3階級王者の武尊が4日、自身のSNSを更新。1月28日の格闘技イベント「ONE 165」でONEフライ級キックボクシング王者スーパーレックに敗れた後に、SNS上で上がった様々な声に対して「モヤモヤしてることがあるから一つだけ。あの日今の自分の身体で出来る一番の戦いを選んだしそれで勝てなかったのが今の僕の強さ」と自身の思いを明かした。
「みんな色々言ってくれてるのも分かる だけど…」
元K-1・3階級王者の武尊が4日、自身のSNSを更新。1月28日の格闘技イベント「ONE 165」でONEフライ級キックボクシング王者スーパーレックに敗れた後に、SNS上で上がった様々な声に対して「モヤモヤしてることがあるから一つだけ。あの日今の自分の身体で出来る一番の戦いを選んだしそれで勝てなかったのが今の僕の強さ」と自身の思いを明かした。
武尊はスーパーレックに大して激しい打撃戦を展開。強烈なローキックを何度も被弾しながらも、3Rにはコーナーに追い詰めるなど見せ場も作った。試合は大差の判定で敗れたが、感動を呼んでいた。
一方で「なぜローキックをカットしないのか」「被弾しすぎ」「あれではポイントは取れない」など作戦面に疑問符をつける声も上がっていた。
こうした声が武尊の耳にも届いていたのか。自身のXに「モヤモヤしてることがあるから一つだけ」と切り出し、自身の思いをつづった。
「あの日今の自分の身体で出来る一番の戦いを選んだしそれで勝てなかったのが今の僕の強さ。勝って欲しいから みんな色々言ってくれてるのも分かる だけど僕の身体の現状を何も知らない人が、僕の全てを知ってくれていて勝つ為に命懸けで一緒に戦ってくれてるセコンドやトレーナーを否定しないでほしい
僕は天才でもないし運動神経もないから上手く戦うとかポイントを取る戦いは僕には出来ない。ディフェンスも下手だし技術も無いし試合も練習も気合いだけでやってるから身体も壊れる。でもそれが自分が信じてやってきたことだし 僕が出来る一番の必勝方だと思ってる。色んなアドバイスも参考にするし対策練習や作戦も考える。だけどチームも練習も芯にあるものは変えるつもりはない」
自身が信頼するチームを否定する声には黙っていられなかった。
そして「自分が好きで始めた格闘技、最後くらい自分がやりたい戦いをやりたいようにやりきって最後は笑顔で辞めてやる」と決意を固めていた。