声優の花澤香菜が3日、都内で行われた『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の柱稽古開幕舞台あいさつに、声優の櫻井孝宏、小西克幸、河西健吾、早見沙織、鈴村健一、関智一、杉田智和とともに登壇した。

　2月2日から日本を皮切りに世界140以上の国と地域で順次上映される同ワールドツアー上映では、刀鍛冶の里を舞台に、炭治郎と上弦の肆・半天狗との激闘の決着と禰豆子の太陽克服を描いた『刀鍛冶の里編』第十一話の劇場初上映に加え、来たる鬼舞辻無惨との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く『柱稽古編』の第一話が世界初公開となる。

　炎柱・煉獄杏寿郎役の日野聡の事前収録ナレーションで呼び込まれ、ステージに登壇した面々。鬼殺隊最強の剣士である“柱”を演じる声優陣が一堂に会すのは今回が初となったが、音柱・宇髄天元役の小西は「こうしてみんなでまた柱として集まれるというのがうれしいなと思います」と声を弾ませ、「それって応援してくださるみなさんがいないとこういう場所はできないので、そういう意味ではみなさんも含めて絆というか想いが受け継がれてきているのかなと思って、今うれしい気持ちでいっぱいでございます」と目を輝かせた。

　一方、恋柱・甘露寺蜜璃役の花澤は「心強いですねえ。だって、いい意味で何の緊張感もないじゃないですか（笑）」と吐露して笑いを誘い、「さっき袖で『鈴村さん、お久しぶりです。元気ですか？』って言ったら、『元気やでー』って（笑）。安心感がありますねえ」としみじみと語った。

　また、『刀鍛冶の里編』では河西が演じる霞柱・時透無一郎と花澤が演じる甘露寺蜜璃が活躍する姿が描かれているが、それぞれ役を演じた感想を聞かれると、河西は「去年スタートしまして、バトンを受け取ってそれを次につなげることができるのかなと不安な1年だったんですけど、バトンを落とさずに1年走り切ることができて、すごくうれしい気持ちでいっぱいですね」と感慨深げに語り、花澤は「柱合会議で最初に蜜璃ちゃんを演じたときは、彼女のパーソナルな部分って描かれていないんですけど、今回やっとどうして彼女が彼女らしくいられるのかという部分がちゃんと描かれていたのでうれしかったですし、戦ってるときのあの刀、どうなってるんだろうね（笑）。あれをアニメーションで見られるのがうれしかったですね」と声を弾ませた。

　イベントでは、本作の公開を記念して節分豆まきが行われたが、豆まき前にMCから「2月3日といえばなんの日？」と尋ねられた花澤は「その質問、来ると思って調べ上げたんですよ。発表します。川合俊一さんの誕生日です！」とボケて会場を沸かせる一幕もあった。