【ONE】元K-1アラゾフの契約解除報道、関係者が否定 契約は26年までと強調「必要に応じて法的処置を」
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」に関するさまざまな情報が錯綜している。今月2日、一部海外メディアにより元K-1王者で現ONEキックボクシング世界フェザー級王者のチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)が契約解除する方針であることが伝えられた。これに対しONE関係者が強く否定している。
元K-1王者で現ONEキック世界フェザー級王者のアラゾフ
アジア最大の格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」に関するさまざまな情報が錯綜している。今月2日、一部海外メディアにより元K-1王者で現ONEキックボクシング世界フェザー級王者のチンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン/ベラルーシ)が契約解除する方針であることが伝えられた。これに対しONE関係者が強く否定している。
第2代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のアラゾフは2021年4月にONE初参戦。22年3月にシッティチャイ・シッソンピーノンに勝利を収めフェザー級キック世界グランプリを制した。23年1月の「ONE Fight Night6」では王者スーパーボンに挑戦。2R・KO勝ちを収め第2代ONEフェザー級王者になっていた。8月にはマラット・グレゴリアンに判定勝ちを収め、ベルト初防衛を果たした。
アラゾフの契約について報じたのは多国籍なライターを抱える海外専門メディアの「Beyond Kickboxing」。アラゾフ陣営への取材に基づき「速報!チンギス・アラゾフ、ONE Championshipとの契約解消へ」の見出しで伝えた。
記事のなかでアラゾフはONEを最高のキックプロモーションであったことに触れ、今回の契約解除に向けた動きは「お金の問題ではない」とし、別のプランを描いていることを明かしていた。
アラゾフは“キック世界最強”とうたわれるONEの看板選手のひとり。日本にも馴染みのある選手のため、契約解除の情報は瞬く間に拡散された。
この問題についてONEの関係者は「チンギス・アラゾフのONEとの契約は2026年12月まで残っています。アラゾフの契約を早期終了することなく、問題解決に向けて協議していきます」と解除について否定。さらに情報が錯綜していることについては「必要に応じてONEは世界中どこにおいても法的処置を取ります」と強い言葉で訴えた。