今田美桜、来春朝ドラ『あんぱん』でヒロイン「涙もしました」 やなせたかしさん夫婦がモデル
NHKは2日、都内の同局で会見を行い、2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインが今田美桜(26)に決まったことを発表した。オーディションに参加した3365人から見事選ばれた。
オーディション参加者は3365人
NHKは2日、都内の同局で会見を行い、2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインが今田美桜(26)に決まったことを発表した。オーディションに参加した3365人から見事選ばれた。
会見は午後3時にスタート。制作統括の倉崎憲氏と作者・中園ミホ氏が登場し制作の経緯を語り、開始から8分後に新ヒロインが発表された。
戦後80年を迎える25年。第112作目の連続テレビ小説は、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに『あんぱん』を届ける。作者は中園氏が務め、激動の時代を生きた波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描く。原作はなく、ヒロイン・朝田のぶ役はオーディションにて決定した。
会見に登壇した今田はヒロイン抜てきに「やっと皆様にお伝えすることができて、ホッとしているのが今の気持ちです。日本の朝を元気にできるように精一杯頑張ります」とコメント。
また「朝の8時にNHKさんで最終面談をしたいと言われてお伺いしたんですけど、ちょうど、あんぱんとコーヒーが用意してありまして、今放送している『ブギウギ』が流れているのを見ながら、サプライズで『お願いできますか』と言われました。みんながクラッカーを鳴らしてくださいました」と決定の瞬間を振り返り、「いろんな感情がじわじわと。若干、涙もしました」と明かした。
今作は、あらゆる職業を転々としていた遅咲きの漫画家・やなせさんが70歳にして生きる喜びを書いたアンパンマンのマーチの歌詞を生み出した背景には、激動の時代を共に生き、けん引し続けた「ハチキンおのぶ」の存在があった。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を描く。クランクインは24年秋を予定している。
現在は23年度後期は趣里主演の『ブギウギ』が放送中。24年度前期は伊藤沙莉主演の『虎に翼』が、24年後期は橋本環奈主演の『おむすび』が予定している。