【呪術廻戦】退場者が続出した「渋谷事変」 物語から去った因縁の“難敵”たち
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の漫画『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、2023年にアニメ2期「渋谷事変」が放送された。本エピソードでは頼りになる味方キャラや、名家の当主である大物キャラなどが次々と退場していった。しかし、敵キャラも例外ではなく、小物の敵キャラはもちろん、物語の序盤から因縁のあった強敵まで、多くのキャラが退場している。今回は渋谷事変で倒せて安心した強敵たちを紹介する。
生き残っていたらさらなる被害が出ていたかも? 退場して安心した強敵とは
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の漫画『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、2023年にアニメ2期「渋谷事変」が放送された。本エピソードでは頼りになる味方キャラや、名家の当主である大物キャラなどが次々と退場していった。しかし、敵キャラも例外ではなく、小物の敵キャラはもちろん、物語の序盤から因縁のあった強敵まで、多くのキャラが退場している。今回は渋谷事変で倒せて安心した強敵たちを紹介する。
(※以下、作品のネタバレを含む記述があります)
まず紹介するのは、渋谷事変にて両面宿儺(りょうめんすくな)に敗北して消滅する特級呪霊・漏瑚(じょうご)だ。漏瑚は大地から生まれた呪いであり、火やマグマを操る術式を持つ。現代の人間に代わって呪霊が真の人間となる世界を目指す漏瑚は、渋谷事変で呪いの王である宿儺に協力を依頼した。一撃でも自身に攻撃を当てられたら協力する約束を宿儺と交わす漏瑚だが、圧倒的な実力を持つ宿儺に敗北し死亡した。
呪術師最強の五条悟や宿儺に負け続けたことで「弱い」「強いイメージがない」という評価もある漏瑚。しかし、宿儺には実力を認められ、作中でも強敵に分類されるべきキャラだ。主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が属する呪術師側から見ると、渋谷事変で退場して大助かりだったと言える。
また、呪詛師・重面春太(しげもはるた)も渋谷事変で死亡している。それほど強いわけではない重面だが、強者には歯向かわず、弱者をいたぶることを好む厄介な一面がある人物だ。渋谷事変でも非戦闘員や弱った呪術師(伏黒恵)を狙うなど卑劣な行いを繰り返していた。
しかし、伏黒が召喚した魔虚羅と宿儺の戦いに巻き込まれ、あっけなく宿儺に殺されてしまう。「自分が楽しければそれでいい」と開き直って悪行を行う重面の行動に不快感を覚えている読者は多いだろう。彼の嫌われっぷりは「退場して清々した」との声がネット上で見られるほどだ。
最後に紹介するのは、虎杖と因縁の深い呪霊・真人(まひと)だ。人間を起源とする呪いである真人は、人間に対して強い悪意を持つ危険な存在である。生まれたばかりで成長性が高く、敵キャラでありながら飛躍的なスピードで強さを増していった。
渋谷事変でも味方キャラの七海建人や釘崎野薔薇を倒し、暴れ回った真人だが、自身の天敵となる虎杖や釘崎に負わされたダメージにより敗北。逃走したところを仲間だったはずの“夏油”(げとう)に術式を吸収され退場となった。
好き放題に暴れ、味方陣営に大きな被害を及ぼした真人。退場した際には「最高に無様な末路だった」「情けなく逃げる姿にスッキリした」など、溜飲を下げる読者の声がネット上で多数見られた。敗北してスカッとするという点では、悪役として完成度の高いキャラだったと言えるだろう。
しぶとく生き残る悪役を見ると「被害が拡大しないか心配」「さっさと退場してほしい」と思うのは無理のないこと。「渋谷事変」でのエピソードのように、敵キャラは機会を逸することなく退場してほしいものだ。