【ONE】三浦彩佳、“今カノvs元カノ”対決煽りに涙「すごい嫌だった」「そういう見方で」
第5試合では三浦彩佳(33=TRIBE TOKYO M.M.A)が平田樹(24=フリー)に泥臭い展開をしかけ、判定勝ちを収めた。
気持ちを押し殺し臨む
格闘技イベント「ONE 165: スーパーレック vs. 武尊」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)第5試合、アトム級MMA(52キロ、5分×3R)
第5試合では三浦彩佳(33=TRIBE TOKYO M.M.A)が平田樹(24=フリー)に泥臭い展開をしかけ、判定勝ちを収めた。
今大会唯一の日本人対決となったこの試合。“女の戦い”として、これまでの記者会見、フェイスオフで火花を散らしてきた。しかし、試合後、三浦が複雑だった胸の内を明かし涙を流した。
勝利したものの、圧倒することはできなかった。試合についてこう振り返る。
「練習ではどんな局面でもしっかり極める。打撃を出すのをやってきた。試合直前までの精神面は良かったんですけど、リスクを負って動くことができなかった。熱くなったり雑になって冷静な動きができなかったことがすごく悔しいです」
今回、格闘家の山本アーセンの“今カノ”vs“元カノ”という構図であおられてきた。三浦は「平田選手ってSNS上手だしあおるのも上手い。私は全く因縁もなかったし、試合終わってから嫌いとかも本当になくて。それはSNSで作り上げられてただけなので」と瞳をうるませる。
普段よりも1つ下の階級でカードを組まれた。「アトム級に下げるって時点で私自身挑戦とはとらえていたのですけど……平田選手の知名度が高くて一般的に見たらどう考えても面白い。でもそういう見方でピックアップされたのが本当に悔しくて……」と涙を流す。
さらに「ただそれで私たちのTRIBE TOKYOって本当に世界を目指すチームなので、そういう人しか残れないチームなので。その人たちのいろいろな姿を世間に見てもらえたらなと思って」と気持ちを押し殺して臨んだ一戦だったことを明かした。
また「こういう見方をされるのはすごい嫌だったので、いま終わってちょっとホッとしています」と明かした。