57歳・見栄晴、ステージ4の下咽頭がん告白「患部以外に問題はなく、完治を目指して」
タレントの見栄晴(みえはる=57)が27日、ステージ4の下咽頭がんを患い、治療で活動を休止することを発表した。同日放送のCSフジテレビONE『競馬予想TV!』で自ら明かした。
大好きな『競馬予想TV!』などでコメント「病気にも競馬にも勝てるよう」
タレントの見栄晴(みえはる=57)が27日、ステージ4の下咽頭がんを患い、治療で活動を休止することを発表した。同日放送のCSフジテレビONE『競馬予想TV!』で自ら明かした。
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「僕にとって大好きでこの『競馬予想TV!』で少しご報告があります。今月18日にのどの下にできる下咽頭がんの『ステージ4』という診断をされました。そのためですね。来週入院し、抗がん剤やあとは放射線を使った治療をすることになりましたので、しばらくの間、大好きなんですが、この『競馬予想TV!』をお休みさせていただきたいと思います」
思い入れのある番組を離れる無念さを感じさせる表情で、言葉を繰り出した。同時に所属事務所の浅井企画が公式サイトで「幸い、患部以外に問題はなく、日常生活に支障はございません」と説明。その上で「ファンの皆様、関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。一日でも早く皆様に元気な姿をお見せできるよう、完治を目指してまいります。温かく見守っていただけますと幸いです」と呼び掛けた。見栄晴も「病気治療によりしばらくお休みをいただきますが、大好きな競馬を楽しみながら病気にも競馬にも勝てるよう頑張ります!」とコメントを寄せた。
下咽頭がんは、食道につながるのどの下部にできるがんで、初期は自覚症状がないことも多いが、咽頭痛やつかえ感などの咽喉頭異常感が出てくる。進行すると、えん下困難(水や食べ物が飲み込みにくくなること)、声のかすれ、耳の痛みなどが出現する。また、下咽頭はリンパ網に富んでいるため、早期にリンパ節(首のリンパ腺)への転移が出現する。初期症状に乏しいことで、発覚時にはステージ3、4のケースも目立つ。
喫煙、飲酒との因果関係も強いと指摘され、治療は早期であれば、喉頭を温存した下咽頭部分切除術や、放射線治療、化学療法による根治を目指す。しかし、進行して見つかると、喉頭の切除が余儀なくされることが多い。
東京・府中市生まれの見栄晴は、幼いころから子役として活動。1982年、テレビ朝日系『欽ちゃんのどこまでやるの!?』で、学生に成長した「萩本見栄晴」を選ぶオーディションにじゃんけんで優勝し、本格デビュー。役名がそのまま芸名になった。以降、バラエティー、ドラマなどに出演し、趣味の競馬を生かした『競馬予想TV!』には、98年のスタート時からレギュラー出演している。プライベートでは、2007年に10歳下の一般女性と結婚し、同年に女児が誕生している。