中丸雄一「KAT-TUN元メンバーと何かしていい?」 STARTO福田淳社長「どんどんやればいいんです」
旧ジャニーズ事務所のタレントとエージェント契約、マネジメント契約を進めている新会社・STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)の福田淳社長(58)が、27日配信のKAT-TUN・中丸雄一(40)のYouTubeチャンネル『中丸銀河ちゃんねる』に出演した。中丸とのトーク後半、福田氏は契約タレントとジャニーズOBを含めた外部とのコラボに前向きな姿勢を示した。
中丸のYouTubeチャンネルに出演、契約タレントとジャニーズOBのコラボ容認発言
旧ジャニーズ事務所のタレントとエージェント契約、マネジメント契約を進めている新会社・STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)の福田淳社長(58)が、27日配信のKAT-TUN・中丸雄一(40)のYouTubeチャンネル『中丸銀河ちゃんねる』に出演した。中丸とのトーク後半、福田氏は契約タレントとジャニーズOBを含めた外部とのコラボに前向きな姿勢を示した。
まず、中丸に「二宮(和也)くんは出たけど、グループ(嵐)には残っているじゃないですか。KAT-TUNごとになると、元メンバーと何かしてもいいのかというのがよぎるんですよ」と聞かれると、福田氏は率直に返した。
「僕らが立ち向かわなければいけない相手は、マーケット=お客さんなんですよ。お客さんを楽しませるために何がタレントさんにとって良いのか、それが心地良かったら、どんどんやればいいと思うんですよ。仕組みとしてはみんなが使いやすいツールでいいんじゃないんですかね」
続けて、現在のあるべき組織の形も語った。
「会社があって従業員というのは20世紀で終わって、今はフラットな友達関係が成功の組織だと思うんです。今までは上位下達だったかもしれないけど、それぞれのグループ=コミュニティーが緩く連携し合うのがいい。ベースにあるのは、グローバル、インターネットだったりして、人間がやることだから成功もあれば失敗もあるので、その都度、改定していけばいいんじゃないですかね。だから、エージェント契約は多様な選択肢の中から選べるようにしたいんです」
その上で、中丸が「エージェント契約ってなると、外からの人も呼んでいいのか? となると思うんですよ」と問うと、福田氏は再び「どんどんやればいい」と返した。
「目的によるんですけど、外部の方とのコラボが、自分たちと外の方の魅力を高める相乗効果があるのなら、どんどんやればいいと思います。『この人と歌ってみたいな』とか。演技の場だと毎日がコラボですし、事務所の枠を超えてやればいいんです。全然普通です」
ジャニーズOBや外部とのコラボは、故ジャニー喜多川社長、故メリー喜多川副社長の2大権力時代には難しかったことだが、中丸は「そう考えれば当たり前か」と納得。福田氏の考えに共感し、「スタッフさんの面白アイデアも欲しいですけど、自分たちも日々、考えておかないといけないといけないですね」などと話した。
トーク前半では、福田氏が今後のグローバル展開について語る場面があった。中丸から「具体的に決まってることを聞いてもいいですか」と聞かれ、福田氏は歯切れよく答えた。
「まずは現状復帰に集中しています。新しいことはほとんどする時間がないんですけど、それが落ち着きましたら、SNSをどうしようか。音楽の質をどうするか、そして、どうやってグローバル展開をしていこうかと考えています。例えば、あるグループはフィリピンでめちゃくちゃYouTubeが回っていて。アジアは隣なので最優先ですけど、その次は南米かなと思っています。南米って、日本のアニメもアイドルも大好きなんですよ。人気のあるグループは何組もいます」
さらに視野を広げて「アメリカよりヨーロッパの方が日本文化の親しみ度が高いんです。元々の人気がある人もヨーロッパには多い。もともと、そういう視点で世界を見てないから。(世界に)75億人いて、我々は1億2000万人いて、高いレベルのクリエイティブを出してるわけですから。何十倍あるんだって話ですよね」と言うと、中丸は再び納得顔で「ワクワクしますね」とうなずいた。
その後、福田氏が「フィリピン、マレーシアにすごくマーケットがありますしね。みなさんがYouTubeを始められていて、いろいろな楽曲を出したときに『どれくらいのトラッキングがあるのか、数字を注視するように』と海外部門の方に言いました」と具体的な動きを示すと、中丸は「え~っ。(海外展開は)いつぐらいになるんだろうな」。福田氏はそのつぶやきにも反応し、「まずは『4月に平常の状態に戻そうよ。新しいことをやらずに』ということなので、それが見えたらやります」と言い切った。
ただ、KAT-TUNのメンバー3人は平均年齢39歳。中丸が再び「うわ~。でも、基本、若手かな」とつぶやくと、福田氏が真顔で「どうしてですか。若手の中に入ってますよ。人生100年時代ですよ」と返答。中丸は「じゃあ、行けるか」と頭をめぐらせていた。
『中丸銀河ちゃんねる』は今月20日に開設され、中丸と福田氏の対談を同日の前編と27日の後編で流した。中丸が直球の質問をぶつけ、福田氏が答えていく形式で、STARTO ENTERTAINMENTの状況とビジョンがある程度示され、中丸は「いろんなことが聞けたのでスッキリしました」と満足顔。ファンからは「とても面白かったです。これからの事務所に期待したいです」「こうやって社長とタレントが話せるって会社として良いことだと思います」などの声が寄せられた。