ほんこん、“吉本鎖国”に理解 中川家とは「逆の考え」「劇場があるからオレは吉本入った」
タレントのほんこんが27日、ラジオ大阪『土曜の午後は、トコトンほんこん!』(土曜午後1時)に出演。所属する吉本興業が運営する劇場に、ほかの事務所に所属する芸人を出演させない方針に変更したとされる『吉本鎖国』問題についてコメントした。中川家が26日のラジオ番組で「時代にそぐわない」などと苦言を呈するなど反響を呼んでいた。
吉本運営の劇場に他事務所芸人を出演させない“鎖国”方針に言及
タレントのほんこんが27日、ラジオ大阪『土曜の午後は、トコトンほんこん!』(土曜午後1時)に出演。所属する吉本興業が運営する劇場に、ほかの事務所に所属する芸人を出演させない方針に変更したとされる『吉本鎖国』問題についてコメントした。中川家が26日のラジオ番組で「時代にそぐわない」などと苦言を呈するなど反響を呼んでいた。
ほんこんは騒動をネットで見たことを明かしつつ、「中川家礼二はたぶんこのラジオ聞いてるけど、オレは中川家とは逆の考えやな」と方針変更に肯定的な考えを示すと、共演のしましまんず・すなやま心すなおも同調した。
ほんこんは「何でかって言うたら、もともと吉本興業の成り立ちっていうのもそうや。劇場があるから、オレら吉本に入って、なかったら吉本に入ってないかもわからんから。ほなな、ほかの人と交流は勝手にしたらええと思うねんけど。それは吉本の劇場じゃなくてできるやん。リスクを背負わな、って思うわけで。お金を出したらええやんって。自分らで」と見解を披露。
「聞いたら、若手の他事務所の子がルミネthe吉本でライブとかやっててんやろ?っていうのがあって、ちょっと待てや。吉本にいっぱい若手の芸人もおんねん。その子ら出さしたれやと。金もうけもええかもわかれへん、貸し劇場にすんのもええかもわかれへんけども、それやったら、自分のとこの家賃払ってんねやったら、その子らにお金の負担ないように、それをやったらええ」と続けた。さらに、「テレビでみんな交流とかもあんねんから、やりゃあええなと思うてるだけやねんけどな、オレ」と必ずしも交流は劇場でなくてもいいとした。
また、制限しながら対外貿易もしていた『鎖国』の本来の「意味問題とかにもかかわる」とした上で、「たとえばオレらが何周年でやるというたときに、仲ええ他事務所の子を呼ぶっていうのはオレ、ありやと思う。『特別週間です』って呼んだりしたりしてもええと思う」と完全排除しなくてもいいと発言。「でも、そうやって(自分たちで)吉本は大きくなってきたんでしょ? グレープカンパニーっていう事務所が劇場を作ればいい。申し訳ないけども、自動車会社で違う会社に『ライン使わせたろうか』って使わせへんやろ? それは使わせても、ここの車の骨組みは一緒やけどもエンブレム、それは売るときにそこで利益があるからや。でも、そこ一緒にやってるっていう風にはなってないやん。そういうことやわ。オレはここはみんな反応が(違う)。今まで、昔は吉本は誰も出せへんかったやん。緩(く)なって交流しだしたかなんか知らんけども、オレらの時代はなかったで」と振り返りつつ発言。
「緩めて(積極交流を)やって、やめるとなったらこんなん言われるやん。例えばやで、ファンの人にサインずっとやって、急に『ちゃうねん、オレ考え方変えた。やめる』って言ったらメチャメチャたたかれるやん。時代っていうかもわかれへん。やめたら言われんねん」と語気を強めた。
ほんこんは「元に戻しただけで、オレは全然。オレはね、ええと思うねんけども」と断言。「(三浦)マイルドとかも(愚策と)言うてんのもわからんでもないで。お笑いのトップに立ってんねやったら、お笑いを活性化すんねやったら。事務所が違うかっても、みんな切磋琢磨して戦ったらええんちゃうか」と気遣う場面もあった。
そして、「(引退した島田)紳助さんの言うた一言がすっごいまだ刺さってんのが『お笑いはお前、お手々つないでちゃうでぞ。みんなライバルや』と。さんまさんとかでも絶対、『舞台立ったらそんなん関係あるかい』って言うんや。『戦いや、戦場』っていわはるやん。そこやと思うけどな。交流、仲ええからって、そうじゃないと思うで」と熱く語り、「ほんで経営者目線じゃないよな。(反対派の)彼らが言うてんのは。経営者って、そらそうや。自分とこの商品、自分とこの劇場で、自分とこだけで育てていけば(いい)。よその子が来て、おもろなって売れられたら困るがなってオレは思うけどな」と付け加えた。