大原優乃が「ヤバいと思った」Dream5解散 奮起して上京→グラビア挑戦で新境地「『自分の見せ方』問われる」

俳優、グラビア、YouTube…とマルチに活動している大原優乃が、今月25日からYouTubeで配信されているアシックスワーキングショートドラマ『シゴトはもっと楽しめる』の第4話『わたしが選んだ道』で20代の女性ドライバーを演じている。芸歴もまもなく15年になる大原に自身の仕事観を聞いた。

インタビューに応じた大原優乃【写真:矢口亨】
インタビューに応じた大原優乃【写真:矢口亨】

女性ドライバー役でYouTubeショートドラマに出演

 俳優、グラビア、YouTube…とマルチに活動している大原優乃が、今月25日からYouTubeで配信されているアシックスワーキングショートドラマ『シゴトはもっと楽しめる』の第4話『わたしが選んだ道』で20代の女性ドライバーを演じている。芸歴もまもなく15年になる大原に自身の仕事観を聞いた。(取材・文=大宮高史)

――撮影が終えての印象は。

「役の幅がまたひとつ広がってうれしいです。昨年10月に24歳になりまして、学生役が多かった私もいろいろな職業の役をいただくようになりました。今回のドライバー役の他にも『おいしい給食season3』(テレビ神奈川など)では先生をさせていただいたり、YouTubeのショートドラマ(『ミッドナイト☆ミッドスター』)ではコンビニ店員になったり。10代から芸能一筋でアルバイトもしたことがなかったので、どれも興味津々でした。それに、靴がすごく快適でした」

――靴にはこだわりはありますか。ウォーキングや履き心地になど。

「今回のドラマで履いた靴が、テレビで100キロを完走した企画で私が履いたものと同じブランドだったんです。5年前に『歩王~ウォーキング~』(日本テレビ系)という番組に出演したのですが、自分で靴を探して試して、選んで買った靴のおかげで100キロを歩ききれました。靴のフィット感でその時を思い出しましたね。やわらかく足を包んでくれる感覚があって『運動する時にとても頼もしい靴だな』と思いました」

――実社会でも20代女性で運送業というのは、かなり珍しいかなと思います。

「この作品で私が演じた優香にもそういうセリフがあります。でも、彼女はポジティブに考えられる人で、性別に関係なく『働くひとりの人として自分を見てもらいたい』という性格が好きになりました。そういった一面があってこその『優香なりの芯の強さや明るさを見せたいな』と思ってカメラに向かっていました」

――「仕事」について、思うことは。

「つい忘れがちですが、仕事って楽しみながらできるのがベストかなと思います。優香の人物像にもそんな気持ちを込めました」

――大切にしているポリシーはありますか。

「『現場までにどれだけ準備を重ねるか』が、大切だと思っています。撮影が始まれば、スタッフの皆さんからの言葉が全てなので。皆さんの柔軟なオーダーに応えられるよう、しっかりと準備をしていくこともお仕事のうちです」

ショートドラマでドライバーとして奮闘している【写真:矢口亨】
ショートドラマでドライバーとして奮闘している【写真:矢口亨】

――最近はYouTubeでルーティンや仕事の裏側を公開したり、3冊目の写真集を刊行したり、活動が幅広いですね。

「どんなお仕事の現場でも『私が何をするか』より、『誰とどのように作品を作っていくか』を大事にしているんです。例えばドラマなら監督がいらっしゃるので、何でも相談できる関係を作って、『役作りの疑問を疑問のままにしない』と心がけています。皆さんに甘えさせてもらいながら、お仕事をさせていただいています」

――ダンス・ボーカルユニットのDream5でデビュー。テレビアニメ『妖怪ウォッチ』のエンディングテーマ『ようかい体操第一』がお茶の間で大人気となり、以降もモデル、俳優などマルチタレントとして歩んでいる印象です。

「でも、一番『危うい』と思ったのはDream5が活動終了した時でした。そこでお仕事がかなり減ってしまったんです。当時高校3年生で、まだ地元の鹿児島からお仕事の度に上京していましたが、まだまだやりたいことがたくさんあって。上京して『グラビアをやろう』と決意し、最近は演技のお仕事もいただけるようになりました」

――そこから、グラビアで雑誌の巻頭を飾ることも増えました。

「グラビアは私自身が商品なので、俳優業以上に『自分の見せ方』が問われるなと思っています。体型の維持はもちろん、心身ともに『自己管理をしていかなければ』という意識が強くなりましたね。実はサウナも好きで、こんなにブームになる前からずっと通ってるんです。趣味と仕事を兼ねています(笑)」

――これからの活動での目標や心構えは。

「昨年はやりたい役が全部かなったと言えるくらい、たくさんの役に恵まれました。この勢いで、どんな役柄でも自分がその人生を生ききると言いますか、普段の私と縁遠い役やお仕事でも、歩み寄ってモノにしていく気持ちを持ち続けていたいです。もちろん、自分ひとりではここまで来られていなくて、家族であったり、近くで支えてくださってる全ての方々の力添えがあってのことです。感謝を忘れずにお仕事をしていきたいなと思います」

□大原優乃(おおはら・ゆうの)1999年10月8日、鹿児島県生まれ。2009年にNHKEテレ『天才テレビくんMAX』のオーディションに合格し、Dream5のメンバーとしてデビュー。俳優としてはテレビ東京系ドラマ『ゆるキャン△』、日本テレビ系『秘密を持った少年たち』、テレビ神奈川ほか『おいしい給食season3』『などに出演。17年からはグラビア活動もスタートさせ、今年1月31日には、3rd写真集『あのね、ほんね』(集英社刊)が発売される。

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