俳優の宮崎あおいが26日、都内で行われた映画『カラフルな魔女～角野栄子の物語が生まれる暮らし～』の初日舞台あいさつに角野栄子氏、宮川麻里奈監督とともに出席した。

　本作は、『魔女の宅急便』の作者として知られる児童文学作家・角野栄子氏の日常に4年にわたって密着したドキュメンタリー映画。2020年から22年にNHK Eテレで放送された『カラフルな魔女～角野栄子の物語が生まれる暮らし』を基に、追加撮影と再編集したものとなる。

　宮崎は、テレビシリーズから語りを担当しているが、この日角野氏と初対面を果たした。「控室に入った瞬間、『本物の児童文学作家の角野栄子さんだ！』って。『本物だ！』という気持ちが強かった」と感激。角野氏も「かわいいというよりキュート。ごあいさつをうかがっているとキュートでスマートな方」と印象を語った。

　宮崎は角野氏が海に行く回のナレーションを当てているとき、「角野さんのことが好きすぎる」と思い、ラブレターを書いたことを明かした。「角野さんの喜んでいる表情、表現の仕方が好き。ラブレターではシンプルに『好きです』と。角野さんが海に入って喜んで『大好き』という声も好きです、って書きましたね」と内容も紹介。

　受け取った角野氏は「ラブレターをいただけるとは思っていなかったので、びっくり。身に余る光栄です」といい、「字がおきれいなの。パソコンで書くから意外と字に気を使わない人が多いけど、きれいな字でびっくり。魔法みたいな手紙でした」と目を細めた。

※宮崎あおいの「崎」の正式表記はたつさき