俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』（月～土曜、午前8時）の第81回が26日に放送され、友近が看護師役で登場した。妊娠しているスズ子がミュージカル『ジャズカルメン』のステージを務められるか相談するために訪ねた病院に勤務する東という役。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、友近の起用理由や魅力を明かした。

「友近さんのお芝居がとっても好きで何とか出てほしいと思っていましたが、スケジュールがなかなか合わなくて、合わなくてからの東さんです。スズ子の出産というドラマの一つの盛り上がりポイントなので、友近さんの明るさと、すてきなお芝居で、ほっこりするというか、温かく、かつ明るさで、くるめればうれしいなと思って出演していただきました」

　趣里とのコンビネーションはどうだったのか。

「お芝居の相性はとてもいいと思います。趣里さんも明るく、陽の部分を出すお芝居をしていただいておりますが、友近さんも明るさをぐっと押し出してくださる方なので、現場の雰囲気も良かったです。友近さんが現場にいると、面白くなることもあって、みなさんリラックスできたかと思います」

　友近の役作りはどんなことがポイントだったのか。

「医師がスズ子のファンという設定なので、一緒にスズ子さんを応援したいという気持ちを素直に表現していただいたと思います」

　あらためて友近の芝居の魅力を尋ねてみた。

「水谷千重子さんも好きですし西尾一男も大好きです。リアリティーとちょっとおかしみのある部分が大好きです。『ブギウギ』にはそうしたおかしさ、ユーモアが大事です。ぜひ出演してほしいと思っていました。お芝居も本当に達者な方なのですてきだなと思います」