上沼恵美子、松本人志に再び言及「お山の大将になったらあかん」 自戒も「言い聞かせな」
タレントの上沼恵美子が22日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。週刊文春による性的行為強要疑惑報道が続き、裁判に注力するため活動休止を発表した松本人志の問題について再び触れた。
ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』で触れる
タレントの上沼恵美子が22日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜正午)に出演。週刊文春による性的行為強要疑惑報道が続き、裁判に注力するため活動休止を発表した松本人志の問題について再び触れた。
上沼は「避けて通られへんからだけど、すごいね。松本人志さんのこと」と切り出した。「『裁判で黒白はっきりしないとまだわからない。何もしゃべれない』っていうのも正直なとこでしょうね。(でも)そうじゃなくて、コメンテーターって言うのはね、自分の感想とかも含めてしゃべることがコメンテーター」とした上で、吉本興業で松本の後輩になる共演のシャンプーハット・てつじに意見を求めた。てつじは「記事が本当だとしたら、同じ男性としてやってることがちょっと気持ち悪いなって」と発言した。
続いて同局の北村真平アナウンサーが「例えば、女性と遊びたい、女性と会う機会があってもいいと思うんです。そのときにいろんな人から気を遣われるということに対して、相当わかってないと、自分にそのつもりがなくても、後輩を呼んできたら、『あ、誰か女性を呼んできた方がいいのかな』と思わせたり、あるいは女性と親密になりたいと思っても、言葉の上ではやわらかい言葉しか使ってないけど、『この人の誘い断ったら、私はこの世界にいられへんのかな』って思わせたりするぐらいの力をもう自分は持ってしまってるのかもっていうことをわかってないと恐ろしいことになりかねんかもな」と思いを明かすと、「なったわけですよ」と同意。
上沼は「権力を振り回すっていう、自覚がなくてね。長いこと君臨してるからね、トップに。だから日常のことだと思うのよね。日常って言うのは女の人を提供されることじゃなくて、『おいしいお肉食べに行って、ひとり5万』っていっても、それ日常になってることってあるんですよ」と松本を念頭にたとえ、「おいしい店に行く。カニ食べに行って、1人8万とかいうて、キャ~って。それが日常になったときって、カニもおいしいと思えへんやろうし、てっさを一気にダーッと20切れ一口で食べるっていうのも罪悪感もなくなるやんな」と続けた。
直後に自身に置き換えた上沼は「振る舞ってるときに、私も当たり前になってるなって思うときあるわ」と告白。「貸し切りにするとか、特別室やとかいうのが、王様になっちゃうとね、女帝になるとね、私のように女帝になるとね、当たり前になるというか、これ改めないかんなと思いましたね」と自虐的な言葉を使いながら、“特別”なことが普通になることへの危惧に言及。
スーパーで値札を見ないでかごに商品を入れる自身を思い浮かべ、「当たり前のことをありがたいなって。自分の頑張りでもあったんやけど、ありがたいことやな。『日常じゃないねんで恵美子!』って(自分に)言い聞かせなあかんなっていうようなことと、(今回の報道は)全然話は違って申し訳ないけど、原点はそういうとこあるんじゃないかなって」「(特別なことが)当たり前になって、お山の大将になったらあかんっていうのをちょっと教えてくれたと思いませんか」と戒めにするとした。