25歳OLが“釣りアイドル”になるまで 「どハマリ」きっかけはゲーセン、狙う獲物は“伝説の巨大魚”

フィッシング業界の“ナンバー1”アイドルが初々しい魅力を振りまいた。『第15代アングラーズアイドル』最終選考会と表彰式が21日、パシフィコ横浜が会場の『釣りフェスティバル 2024 in Yokohama』内で行われた。神戸出身の25歳OL、金高由佳(かねたか・ゆか)さんが栄冠に輝いた。

第15代アングラーズアイドルが金高由佳さんに堂々決定【写真:ENCOUNT編集部】
第15代アングラーズアイドルが金高由佳さんに堂々決定【写真:ENCOUNT編集部】

神戸から長大なロッドを抱えて最終審査入り 「まさか私が」と感激

 フィッシング業界の“ナンバー1”アイドルが初々しい魅力を振りまいた。『第15代アングラーズアイドル』最終選考会と表彰式が21日、パシフィコ横浜が会場の『釣りフェスティバル 2024 in Yokohama』内で行われた。神戸出身の25歳OL、金高由佳(かねたか・ゆか)さんが栄冠に輝いた。(取材・文=吉原知也)

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 釣り業界最大級イベントとなる釣りフェスティバルの恒例行事。アングラーズアイドルに選出されると、2024年2月1日~2025年1月末までの1年間、釣りの楽しさや自然に触れることの大切さを伝える“釣りのイメージガール”として幅広く活動することになる。

 第15代の最終選考には、金高さん、大井優果さん、木幡わかばさん、高末里香さん、高宮じゅりあさんの5人が進出。金高さんはこの日、結果発表のメインステージで自分の名前が呼ばれると、驚いた様子で両手を口元に沿え、満面の笑みで喜びを表した。

「まさか私がという感じで、本当にドキドキしました。めちゃめちゃうれしかったです」。金高さんは爽やかな笑顔で受賞の瞬間を振り返った。

 釣りを始めて5年。普段は事務職の会社員をしているが、なんと年間60回も1人で釣行に出かけるほどの愛好家。数多くの釣り方を経験した中でも、ルアーフィッシングの一種であるジギング、生きた魚をエサに用いる泳がせ(のませ)釣りが好きとのことだ。

 きっかけは、ひょんなことから。「忘年会の前の時間が空いたときに、先輩にゲームセンターのコイ釣りに誘ってもらって、そこからどハマりしちゃったんです」。その後すぐさま1人で海に出かけたという。おかっぱり(陸上から魚を釣ること)でアジを釣り上げたのが第一歩となった。

 今回のアングラーズアイドルの最終選考では、自己PRの場で印象的な“仕掛け”を繰り出した。なんと自前のフライフィッシングの長いロッド(竿)を持って、メインステージに登場したのだ。実際にキャスティングの様子を実演した。神戸からロッドを抱え、キャリーケースをひいて最終審査の場にやって来た。「去年6月からフライフィッシングを少しだけやっているんです。せっかくなので披露させていただきました」。

 さらにステージでは、自身のこれまでの釣果をスライド写真で披露。トラウト、モンゴウイカ、1.8キロのアオリイカ、イワナ、ブリ…。淡水系から海洋まで、バラエティーに富んだ釣りに挑戦しているのがありありと伝わった。

最終選考に残った5人はキュートな魅力を放った【写真:ENCOUNT編集部】
最終選考に残った5人はキュートな魅力を放った【写真:ENCOUNT編集部】

「女の子や釣りガールと釣り場で出会わないので、もっとたくさんの人に釣りをしてほしいです」

 これからは仕事に釣り、アングラーズアイドル活動で忙しくなりそうだ。「体力には自信があるので、気合と根性で乗り越えます! これからもっと釣りのお仕事をたくさん頑張れたらうれしいなと思います」。

 おかっぱり用のロッド1本、3種類のロッドをやりくりして船釣などを存分に楽しんでいる。釣り人としての夢はたくさんある。「マグロやクエを釣ってみたいです」。それに、ビンチョウマグロをジギングで狙う“トンジギ”もやってみたいそうだ。そして、死ぬまでに釣りたい“獲物”は、約300キロまで成長するというゴライアスグルーパーと呼ばれる伝説的な巨大魚。大物ばかりだ。「いつか海外で釣りをしてみたいです。大きな魚を狙いたいので、しっかり筋肉を付けられるようにトレーニングを始めています。やってみたことのない釣りにチャレンジしていきたいですね」と力強い。

 釣り業界の盛り上がりへの貢献も見据えている。釣り場で女性と出会うことが少ないといい、「女の子や釣りガールと出会わないので、もっとたくさんの人に釣りをしてほしいですし、私自身がそのきっかけになりたいです。職場の周りにもいないので、ぜひ釣りに誘いたいです」と熱い思いを語った。

 以下は歴代のアングラーズアイドル

初代(2010年)本間愛花
2代目(2011年)そらなさゆり
3代目(2012年)あべなぎさ
4代目(2013年)晴山由梨
5代目(2014年)石川文菜
6代目(2015年)冨士木耶奈
7代目(2016年)橘みづほ
8代目(2017年)波木井桃子
9代目(2018年)廣瀬麻伊
10代目(2019年)松尾智佳子
11代目(2020年)一木花漣
12代目(2021年)池山智瑛
13代目(2022年)神野梓
14代目(2023年)西村美穂

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