平田樹、体のタトゥーは全部で20個 「左腕は和彫り、右腕は洋彫り」の裏に忘れられない父の言葉
格闘家の平田樹(24=フリー)は約4年ぶりに開催されるONEチャンピオンシップの日本大会「ONE 165」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)に出場する。三浦彩佳(33=TRIBE TOKYO M.M.A)との対戦を前に平田のアイデンティティーでもあるタトゥーについて話を聞いた。
三浦彩佳と28日に対戦
格闘家の平田樹(24=フリー)は約4年ぶりに開催されるONEチャンピオンシップの日本大会「ONE 165」(1月28日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで国内独占生中継)に出場する。三浦彩佳(33=TRIBE TOKYO M.M.A)との対戦を前に平田のアイデンティティーでもあるタトゥーについて話を聞いた。(取材・文=島田将斗)
SNSでたびたびアップしてきているタトゥー。外国人ファンの多い平田のインスタグラムにはポジティブなコメントが多いが、日本人ファンのなかではネガティブな声も上がっているのが現状だ。それも平田の“個性”。現在は20個ほど入っている。
「柔道のころの先生には『もうやめとけ』って言われてます(笑)。講道館行くときは特別に長袖で練習してますね。アメリカに行くとまた入れたいなって気持ちがわいてくる。タトゥーに意味とかは別になくて、そのときに思いついたものを入れてます」
体に入れるイラストはネットで見つけたり、見つけたものを組み合わせてデザイナーにオーダーしている。最初に入れたタトゥーは和彫りの「葛飾北斎」の絵だ。
「左腕は和彫り、右腕は洋彫りにしようと思っていて。これはパパから最初に言われたことなんです。『同じじゃつまらないから、両腕別にしたら』って。それが自分の心に残っていて、そうしています」
初タトゥーは親に相談せずに入れてきた。「ママ的には『やっちゃったねぇ』って反応でした(笑)。これで生きていくって決めたからには、親がそこに反対するってことはなかったですね。覚悟だと受け取ってもらっています」と振り返る表情には自然ん笑みがこぼれた。
一番のお気に入りは右の足首付近に入ったリン・ホーチン戦後に入れた「スポンジボブ」だ。今回の対戦カード発表会見時にもあえて見せるように靴下を履いた。キャラクター系のタトゥーを増やしていきたいというが、この「スポンジボブ」には意外なストーリーがあった。
「なんかアメリカでトレーニングしていたときに見るテレビがなくて。Netflixでずっとスポンジボブを見てたんですよ。まぬけで可愛いくて。『バカだよなぁ』って気分転換にしていたらハマっちゃって、そのまま入れることにしました」
海外の雰囲気が自分には合っている。「ニューヨーク行くとみんな入れてたり、本当に自由の国。そういう点では住みやすいですよね」とうなずく。さらに「格闘家っていうことを別にしたら、練習に行ってたニューヨークとか暖かい南国とかに移住してみたいなと思います」と笑顔だった。