俳優の山崎賢人、山田杏奈らが19日、都内で行われた映画『ゴールデンカムイ』の初日舞台あいさつに出席。山田が山崎の“座長っぷり”を絶賛した。

　原作はシリーズ累計2700万部突破の野田サトル氏による同名漫画。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で一癖も二癖もある登場人物たちが躍動するサバイバル・バトルアクションを描く。

　封切りを迎え、“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵・杉元佐一を演じた山崎は「本当にうれしく思います。みんなでこの場に立ててうれしいし、きょうから見ていただけて本当にうれしい」と喜び、大きな拍手を浴びると「ありがとうございます！」と感謝した。

　人気作の実写化に「プレッシャーはあったけど、それ以上に『ゴールデンカムイ』の面白さ、杉元のかっこよさ、優しさ、生命力の強さにすごく魅力を感じた。気合を入れて、いい映画ができればいいなと思ってやっていた」とし、「やれることは全部やって、みんなで最高のゴールデンカムイができたと自信を持って言える」と胸を張った。

　氷点下での過酷撮影を乗り越えた山崎に対し、共演した山田は「大変なシーンや心情的に大変なこともあったと思うけど、日露戦争帰りの杉元の背中と、いろんな大作で大変な現場を乗り越えた山崎さんの背中が重なって頼もしかった。まさに“不死身の山崎だな”って思いました」と称賛。「さすがだなって思わされる部分もありつつ、和やかに引っ張ってくれた。すてきな座長」と加えると、山崎は「ありがとう。いやもう、うれしいです」と顔をほころばせた。

　舞台あいさつにはそのほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、勝矢、玉木宏、舘ひろし、メガホンをとった久保茂昭監督も参加した。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき