日本テレビを退職し、フリーアナウンサーに転身するとENCOUNTが報じた藤井貴彦アナが18日、キャスターを務める『news every.』（月～金曜、午後3時50分）に生出演し、思いを口にした。

　藤井アナは番組終了間際、「さて、今朝は私に関する記事を見た同僚、後輩、友人がたくさんメッセージを送ってくれました。大体において心配する内容だったんですが、私はそんなに頼りないでしょうか？」とコメントしてスタジオの笑いを誘うと、「残り3か月は『every.』で、4月からは『zero』でしっかり仕事をしてまいります。皆さま、引き続きお付き合いいただければ幸いです」と呼びかけた。

　藤井アナは3月末をもって『news every.』（月～金曜、午後3時50分）を卒業し、4月から『news zero』（月～木曜午後11時、金曜は午後11時30分）を担当することが発表されている。現在、担当する報道番組を卒業する3月末は、1994年4月に日本テレビに入社した藤井アナにとって、ちょうど勤続30年の節目の時期となる。ENCOUNTは具体的な時期は不明とした上で、節目となる3月末にも退職する意向を固めていることが1月17日に分かったと報じていた。

　藤井アナは1971年12月3日、東京で生まれ、慶応大環境情報学部卒業後、94年に日本テレビに入社した。同期には現在フリーアナの羽鳥慎一アナがいる。現在は『news every.』や『ニッポン人の頭の中』（土曜午前10時30分）、スポーツ中継など幅広い分野で活躍。コロナ禍においては視聴者に寄り添う温かな発言が話題となり、視聴者の人気を得ている。