俳優の永山瑛太が18日、都内で行われた映画『身代わり忠臣蔵』（2月9日公開）の完成披露試写会に、主演のムロツヨシ、共演の川口春奈、林遣都、柄本明、森崎ウィン、星田英利、本多力、野波麻帆、橋本マナミ、メガホンをとった河合勇人監督とともに登壇した。

　日本中で愛される時代劇「忠臣蔵」をベースに“身代わり”という斬新なアイディアが加わり生み出された、時代劇ヒットメーカー・土橋章宏著の小説『身代わり忠臣蔵』を映画化した本作。赤穂藩主に斬られ、あの世に行った吉良上野介にそっくりな弟の坊主・孝証が、お家存続のピンチを切り抜けるべく、上野介の身代わりとなって幕府をだます姿を描く。

　悩める腰抜けサムライ・大石内蔵助役を演じる永山は、本作を見た感想を求められると「20年前くらいにムロ君と出会って、こういった形でご一緒できるのはすごくうれしかったですし、実際に完成した作品を見てもみなさんすばらしかったのですが、やっぱりムロ君が1番すごかったよ！」とムロを称え、ムロは「ありがとう……（笑）」と照れ笑いを浮かべた。

　また、プライベートでも親交が深く、映画では自身が初主演を務めた映画『サマータイムマシン・ブルース』以来、20年ぶりの共演となったムロと、本作で共演した感想を求められた永山は「照れくさかったですね。ここ数年、あまり会ってなかったですけど、なんでお芝居って目を合わせないといけないのかなって思いますよね」と吐露し、「ムロ君と目を合わせるのがすごく照れくさかったですね。できるだけ横にいようと思いましたね。なんで対面しないといけないのかなって。なんでお芝居って目を見なきゃいけないのかなって」とぼやきを連発して会場の笑いを誘った。

　これに、ムロは「20年前が（永山の）初主演映画で、僕は初出演の映画で、そこからの時間があるので」としみじみと語り、同じく『サマータイムマシン・ブルース』に出演し、この日、MCを務めた本多は「なんかこっちまで……」と胸を熱くしていた。