漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが18日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』（木曜正午）に出演。週刊文春の性的行為強要疑惑報道を受け、裁判に注力するとして活動を休止した吉本興業の後輩、ダウンタウン・松本人志について言及した。また事務所からのかん口令は敷かれていないと言い、思いをぶちまけていた。

　お笑い界の最近のニュースで気になるものについて、松本の騒動と即答したのりおは「会社（吉本興業）の初動ミスでしょう」などと指摘した。

　また事務所からの会見ストップ説は「それは今ないと思いますよ」と即答。所属芸人に対しての取材対応禁止などについても「一切、会社に言われてないですよ。だから今ここでこんなにしゃべってるんですよ。吉本にかん口令敷かれたら、今の世の中に反しますよ。言論の自由ですから。『言うなよ』っていうこと自体、この構造が間違ってます」と言い切った。

　増田から松本の今後について聞かれると、「（同じ）会社に所属してますけど、この件に関しては全く第三者で、（松本と）付き合いもないのでどうなるか見守ってますけどね」と返答。「事実、そういう風な女性がいらっしゃるっていうは大変なことです。これはホントのことだと思います。全くの事実無根のことでもないと思うんですよ。それを事実無根とおっしゃるんだったら、それをはっきりしてほしいんですよね。でないと、せっかくの松本ファンも、あまりにも霧が張ったままなんで」と語った。

　また、長期戦が予想される裁判の影響にも触れた。「2年、3年かかるのでね、芸人の賞味期限ってあるんですよ。2年、3年経ったら世の中変わるんですよ」としたのりお。2011年に引退した島田紳助さん、闇営業騒動で吉本から離れた宮迫博之、故横山やすしさんらを挙げ、残った人間でやっていけたと回想。「芸人って自分のことを過剰評価する可能性があるんでね。マスコミの方も取り上げ方が過剰に評価してると思うんですよ。なんなりやると思いますよ。それなりに（新しい人間が）出てきますから。新喜劇だって新しい座長になってもそのうち慣れていきますから」と思いを明かした。