King ＆ Princeの永瀬廉が、1月21日に日本テレビ系でスタートする連続ドラマ『厨房のありす』（午後10時30分～）の記者会見に出席。門脇麦と初共演となる本作の見所、撮影の裏側エピソードを披露した。

　本作は、生きづらさを抱える人々が織りなす、少し切なくて温かい新時代のハートフル・ミステリー。「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症（ASD）の天才料理人・ありすを門脇、突然ありすのお店に住み込みバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生（さかえ・こうせい）役を永瀬が演じる。

　永瀬は自身が演じる役柄について、「どういう目的、気持ちでここ（ありすの店）に来たのかは、見ていただくごとに徐々に明かされていく。そこは見所になってくるので、最後まで考察しつつ、倖生のことを考えていただけたら」とコメント。１話の見所を聞かれると、「１話の見所は角煮ですね。美味しそうなので、角煮だけ見ていただけたら」と語り、共演者から総ツッコミを受けていた。

　初共演となった門脇の印象については、「僕の目線に立って話してくれるので、2人のシーンも何気ない会話を話しかけやすい。いい意味で気を遣わずしゃべりかけられるのは助けられています」と感謝。一方、門脇は「けっこう廉くんのボケがむずかしくて、本当にボケているのかわからない」と現場で共演者がボケに困惑していることを明かし、「細かく拾って、廉くんに合っているツッコミを鍛えていきたいです」と意気込みを語った。

　これを受け、永瀬が「分かりづらいかもなと、こっちも思っていて。みんな、ボケなのか本当なのかわかっていない時は無視する。その度、心がすり減っていく」と反省した様子を見せると、門脇は「大丈夫です。このままフリーダムに生きてください。周りが支えます」と難解なボケを受け止めることを約束していた。

【あらすじ】
街の小さなごはん屋さん『ありすのお勝手』の店主・八重森ありすは、マイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症。大きな音も、空気を読むのも苦手だし、物は何でも真っすぐにそろえないと気が済まない。しかし、ひとたび包丁を握れば、大好きな化学の知識をもとに、おいしくてやさしい料理を生み出す天才料理人。幼なじみのホール担当・三ツ沢和紗（前田敦子）と2人で切り盛りする『ありすのお勝手』は、ランチ時には客足が絶えない、知る人ぞ知る人気店だ。そんな『ありすのお勝手』に、住み込みのバイトを希望する青年・酒江倖生がやって来て、ありすの人生がビミョーに変わり始める。みんなが、そんな思いを抱えながら、明るくお互いの凸凹を埋め合い、支え合い、あったかい言葉とごはんで、絆を結ぶ物語。少し切なくて温かい、新時代のハートフル・ミステリーがはじまる。