大鶴佐助と大鶴美仁音、姉弟で初のオンラインふたり芝居で“飛び道具”披露宣言

俳優の大鶴佐助と大鶴美仁音の姉弟が16日、株式会社レプロエンタテインメントにより「オンライン型演劇場」としてリニューアルされた東京・浅草九劇で、動画プラットフォーム「Vimeo」を通じて17日と18日に有料でオンライン配信されるふたり芝居「いかけしごむ」のゲネプロと会見を行った。

ゲネプロを行った大鶴佐助と大鶴美仁音
ゲネプロを行った大鶴佐助と大鶴美仁音

本番前日、「いかけしごむ」のゲネプロと会見 本番まで秘密の内容があると紹介

 俳優の大鶴佐助と大鶴美仁音の姉弟が16日、株式会社レプロエンタテインメントにより「オンライン型演劇場」としてリニューアルされた東京・浅草九劇で、動画プラットフォーム「Vimeo」を通じて17日と18日に有料でオンライン配信されるふたり芝居「いかけしごむ」のゲネプロと会見を行った。

 佐助は「無事、明日、初日を迎える形にはなった」と自信を見せると、美仁音は「楽しむことに集中しようと思います」とゲネプロを終えての感想を語った。

 また、佐助は「本番用に飛び道具も考えているので、見ていただいたら分かると思います」と明かす一幕も。この日のゲネプロでは披露しなかった内容とし、見た人の反応を予想し、「多分、驚がくだと思います。感動する人がいると思います」と語った。

 オンラインの芝居は今回が初めてで、姉弟の本格的なふたり芝居も初めて。佐助は「刺激的で新鮮です。今回は演出がなく、お互いに構成も含めて演出もやると、どうしても、お互いに役者なので主観になってしまい、客観的な目を持てたらいいと思った。でも楽しい」。美仁音は以前、佐助と共演したことを思い出し、「心強くて面白かったので、またできたらいいと思っていたらこういう機会をいただけたので」と喜んだ。さらに「2人だけだと意見の食い違いもあって大変でしたが、苦しみながらも作ってきて、あとは本番で楽しめたらいい」と語った。

 コロナ禍の中での公演。佐助は「やるか、やらないかでいえば、どんな方法でもやるのが役者。芝居をしないと生きていることにならない。抜け穴を見つけて芝居ができる形を模索するいいチャンス」と前向きに語った。美仁音も「やるかやらないか。やらないよりやったほうがいい。これが新しい演劇の形なんだと思う」ときっぱりと語った。

 物語は、暗い夜、幾晩も無駄に過ごす女の所へ、サラリーマンで発明家の男が何かに追われてやってくることから、1人のリアリズムの世界が、もう1人のリアリズムの世界をゆっくりと侵食する姿などを描く。

次のページへ (2/2) ギャラリー集
1 2
あなたの“気になる”を教えてください