綱啓永、台本の文字量にあ然「でも人間やればできるんだ」 監督からは「キモく演じてくれと」
俳優の綱啓永が17日、都内で行われた映画『違う惑星の変な恋人』(1月26日より全国順次公開)の特別先行上映会に、主演の莉子、筧美和子、木村聡志監督とともに出席した。本作にまつわるトークを展開した。
綱のうちわ持つ女性ファンに「嬉しいです」
俳優の綱啓永が17日、都内で行われた映画『違う惑星の変な恋人』(1月26日より全国順次公開)の特別先行上映会に、主演の莉子、筧美和子、木村聡志監督とともに出席した。本作にまつわるトークを展開した。
本作は、第36回東京国際映画祭・アジアの未来部門に出品された恋愛群像劇。“ああ言えばこう言う”不毛な会話やスポーツ界の偉人たちの名言を言い放つ登場人物たちを通じて、人間のダメさと愛おしさを活写する。筧は、一見まともに見えるけどブレブレ女子なグリコを演じた。綱は、変で一生懸命で憎めない男子・モーを演じた。
主演の莉子は、会場に大勢詰めかけた綱の応援うちわを持つ女性ファンを見渡して「見渡すかぎり綱のうちわ!」とビックリ。綱は「うちわがたくさんあって、嬉しいです」と白い歯をこぼした。
撮影を振り返って筧は「シナリオに関しては、もう……とにかく(台本の)文字の量が、見たことがないくらい本当にすごくて。思わず『人間 暗記量 限界』で検索するくらい……(笑)」と告白。綱も同調して「量が本当に半端なくて。でも人間やればできるんだな、と。ぜんぜんがんばれば余裕で覚えられた。なんかそこは、自分のキャパの限界はないんだなというのを知れた」と話した。
自身が演じたモーに関して「僕、オーディションだったんですけど、オーディションのときから監督に『もうちょっとキモく演じてくれ』と言われていた。現場入ってから、意外と監督から『ああしてくれ』『こうしてくれ』と細かい指示がなくて。なので『これでいいのかな』と自信を持って演じることができました」とほほ笑んだ。
なお、出席予定だった中島歩は体調不良のため欠席した。