車いすアイドル・猪狩ともか、“障害者は子ども産むな”の声に「他人が決めていいことではない」

アイドルグループ・仮面女子のメンバーで事故による脊髄損傷のため車いすで活動している猪狩ともかが16日、自身のXを更新。「私の障害は後天的なものなので遺伝はしないけど、それでも『障害者は子ども産むな』と言われたことがあります」と明かした。

猪狩ともか【写真:X(@igari_tomoka3)より】
猪狩ともか【写真:X(@igari_tomoka3)より】

事故に巻き込まれ車いす生活を送る

 アイドルグループ・仮面女子のメンバーで事故による脊髄損傷のため車いすで活動している猪狩ともかが16日、自身のXを更新。「私の障害は後天的なものなので遺伝はしないけど、それでも『障害者は子ども産むな』と言われたことがあります」と明かした。

 夫婦で発達障害だという2児の母でナレーターの中村郁さんのコメント動画を引用した猪狩。「私の障害は後天的なものなので遺伝はしないけど、それでも『障害者は子ども産むな』と言われたことがあります。生まれてくる子が不幸にならないよう、環境を整えたり家族で話し合うことは大事だと思う。でも命の優劣は決して他人が決めていいことではない」と私見を述べた。

 この投稿には「本当にそう思います。それはパートナー以外が決められないことだと思います」」「ともかちゃんの言うとおりだと思うよ」「そんな事言う人がいるのですね」「障害がある人をみんなで支えあえる世の中になって欲しいです。猪狩さん強さに勇気をいただいております。ありがとうございます」「それこそ、一番の障がいがある人に対する偏見であり、差別だと思います。障がいがあっても、チャレンジしたい事は無限にあります。それを、障がいというだけで、押さえつけたり潰そうとしたりするのは許せません!!」と共感する声が相次いでいる。

 猪狩は、2018年4月11日、歩道を歩いていたところ看板が強風で倒れる事故に巻き込まれ脊髄を損傷。両下肢完全麻痺と診断され、車いす生活を送っている。

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