エスパー伊東さん、63歳で死去 シュールな芸風…失敗しても「ハイーッ」でオチ
お笑いタレントのエスパー伊東さんが亡くなっていた。元お笑いタレントで西東京市の長井秀和市議が16日夜、Xを更新し、伊東さんの訃報を伝えた。63歳だった。
「右変形性股関節症」で2018年をもって芸能活動休止
お笑いタレントのエスパー伊東さんが亡くなっていた。元お笑いタレントで西東京市の長井秀和市議が16日夜、Xを更新し、伊東さんの訃報を伝えた。63歳だった。
長井市議はXで「エスパー伊東さんが亡くなりました」と記した。その上で「営業やライブで何度か共演させて頂きました。こんなに面白い刹那的な芸風を見せてくれる人と、ご一緒出来て心熱くなったものです。カバンの中で身を潜めている時点で面白く、本人現れても面白かった。ご冥福をお祈りします。お疲れさまでした」とつづった。
伊東さんは1990年代にフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』などに出演。上半身裸で黒スパッツをはいて登場し、手にしたボストンバックに1人で入り込むシュールな芸で話題になった。また、「3歳児の服を着る」「高速◯◯」といったチャレンジ芸を披露しては失敗。それでも、「ハイーッ」と両手を広げて右足を上げるポーズを取るオチが定番だった。
テレビ出演以外は営業のステージ、結婚式の余興などで忙しい日々を送っていた。だが、「右変形性股関節症」のため2018年をもって芸能活動を休止。その後は老人ホームに入っていた。収入がないため、生活保護を受けていたことも伝えられていた。
伊東さんの訃報に接し、電撃ネットワークの南部虎弾もフェイスブックで「ああ、悔しくてしょうがない!」とコメント。狩野英孝はXで「子供の頃テレビで大笑いさせて頂き、芸人になってからは『スリーピース』という番組をずっと一緒にやらせて頂いてました。エスパーさんがいつも現場を楽しく明るくしてくれました。本当にありがとうございます。 ご冥福をお祈りします」とつづっている。
伊東さんの所属事務所社長は、お笑いタレントのビトタケシ。一部メディアには昨年、老人ホームで伊東さんと面会していたことを明かしていた。