高橋克典、アドリブに重圧感じて撮影中の記憶飛ぶ 完パケ視聴も「緊張を思い出して具合悪く」
俳優の高橋克典が16日、都内で行われた『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』(2月16日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。
劇団ひとり「これだけの大ベテランがそれくらい緊張する現場って」
俳優の高橋克典が16日、都内で行われた『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血』(2月16日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。
推理小説の登場人物となり、参加者同士が話し合いながら事件の解決を目指す体験型ゲーム「マーダーミステリー」のシステムをベースに、ストーリーテラーに劇団ひとりを迎えて、2021年3月にドラマ化した『マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿』のシリーズ最新作。キャラクター設定と行動指示のみ与えられた俳優陣たちが、ほぼアドリブで演技に挑戦する。
劇場版の舞台は「一夜のうちに3人の生贄の血を滴らせると死者が蘇生する」という伝承が残る村。奇妙な祭りが行われた日の夜、村の長を務める当主の遺体が発見され、屋敷にいた人物たちに容疑がかかる……。
劇団ひとりは「まさか映画になるとは思わなかった」と作品の広がりに驚き、「ふたを開けるまでどう立ち回るのか分からず、不確定要素が多かった。不確定要素に対して、見事に対応した我々もすごい」と自画自賛した。
撮影の感想を聞かれた高橋は「本っ当に記憶がない(笑)」と素直にぶっちゃけ。完成した作品が手元に届くも「実は10分くらいしか見ていないんですよ。頭から10分くらい見ていたら、あの時の緊張を思い出して具合悪くなってきて……」と苦笑い。劇団ひとりは「これだけの大ベテランがそれくらい緊張する現場って、なかなかないですよね」と声をかけると、「ちょっと動悸が激しくなって」と特殊な撮影に重圧を感じていた。
高橋は「そもそも、役者が参加するワークショップでエチュードってあるでしょ。あれが本当に苦手なんですよ。俺ってつまらない人間だなって、自分と向き合って落ち込んで帰るんです。そもそも(アドリブが)無理って何度も断ったんですよ」とし嘆き節だった。
しかし、劇団ひとりは「そうとは思えないくらい乗っていましたよ」、北原里英も「一番(アドリブを)やっていました。テストプレイからやっていましたよ」と指摘された。高橋は「それはおじさんの責任感。『頑張らないと』って思って。でも(撮影のことは)全然記憶にない……」と遠い目をしていた。
イベントにはそのほか、木村了、犬飼貴丈、松村沙友理、メガホンをとった光岡麦監督も参加した。