棚橋弘至、無観客試合に「これは、選手にとってすっごい経験」
新日本プロレスの棚橋弘至が110日ぶりの試合を終えてバックステージでその胸の内を語った。
「プロレスがどれだけ尊いものか」110日ぶりの試合を終えて涙
新日本プロレスの棚橋弘至が110日ぶりの試合を終えてバックステージでその胸の内を語った。
新型コロナウイルスの影響で大会を中止していた新日本プロレスが15日、約3か月ぶりとなる大会を都内で開いた。セミファイナルのタッグ戦に出場した棚橋をはじめ、選手たちは無観客のリングの上で、熱い戦いを繰り広げた。
棚橋は試合を終えてバックステージでファンに向けて次のコメントを残した。
「帰ってきました。まずは第一歩という事で。第一歩は無観客試合。僕たちはなかなか不安な状況の中ではありますけども、一つずつ、一つずつ最善を尽くして前に進んでいきたいと思います。
今日は無観客試合という形でしたが、これは、選手にとってすっごい経験になる。お客さんがいる状況でやるのと全然違うからこそ、その中でどう伝えるか。どう魅せるか、どう戦うかっていう、もう経験値がね。
だからこそ、ファンの皆さんが会場に入って、みんなに見てもらった時に今の経験がきっと生きてくると思うし、応援してくれるファンの皆さんの存在がどれだけ嬉しくて、ありがたくて……。
(涙をこらえながら)プロレスがどれだけ尊いものかっていう事を選手たちは感じていると思います。だから皆さんが、会場でプロレスを楽しんでもらえるようになるまで俺は諦めません。今日はありがとうございました」
また、棚橋は試合後にインスタグラムを更新し、自身のコスチューム写真を添えて、「控え室で。何気ない風景なんやけど、思わず撮ってしまったよ」とコメント。
コメント欄には「待ってました!」「感動の1日になりました」「鳥肌と涙がポロポロ」「おかえりなさい」など、試合再開を喜ぶファンの声が多数寄せられている。