門脇麦「脳みそが爆発しそう」 膨大なせりふ量に撮影現場で鼻血「ティッシュ詰めながら」

俳優の門脇麦が、1月21日に日本テレビ系でスタートする連続ドラマ『厨房のありす』(午後10時30分~)の記者会見に出席。King & Princeの永瀬廉と初共演となる本作の見所、撮影の裏側エピソードを披露した。

会見に出席した門脇麦【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した門脇麦【写真:ENCOUNT編集部】

自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・ありすを演じる

 俳優の門脇麦が、1月21日に日本テレビ系でスタートする連続ドラマ『厨房のありす』(午後10時30分~)の記者会見に出席。King & Princeの永瀬廉と初共演となる本作の見所、撮影の裏側エピソードを披露した。

 本作は、生きづらさを抱える人々が織りなす、少し切なくて温かい新時代のハートフル・ミステリー。「料理は化学です」が口癖の自閉スペクトラム症(ASD)の天才料理人・ありすを門脇、突然ありすのお店に住み込みバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生(さかえ・こうせい)役を永瀬が演じる。

 主演を務める門脇は、「撮影が始まって約1か月、日々作品に愛情とまごころを込めて撮影しています。放送まであと少し、楽しみにしていただけたら」とにっこり。ありすのキャラクターについては、「自閉症で人とのコミュニケーション、大きな音、人と目を合わせるのが苦手。料理で人に喜んでもらいたいという気持ちを強く持っている人。彼女なりに人と関わって生きたい、コミュニケーションをとりたい、人と向き合い頑張っている女の子です」と語った。

 役作りで苦労したことを聞かれると、「とにかく化学式のせりふ量が膨大で、せりふに日々追われています」と吐露。「今まで作品は、だいたい1日前かその日の朝にせりふを覚えていた。さすがにこれは追いつかなくて、初めて3日前くらいから覚えました」と話し、「脳みそが爆発しそう。初めてセットで撮影した時、化学式をしゃべるシーンがあったのですが、鼻血が出ちゃって鼻にティッシュ詰めながらテストしていました」と撮影の裏側を明かした。

 ありすの父であり心優しいゲイのシングルファーザー・八重森心護を演じる大森南朋は、「麦ちゃんのせりふ量、他人事だけどゾッとしたもん」とコメント。永瀬も「長いセリフを言う前、僕だったら若干緊張したりする。麦ちゃんはなかなか高い成功率で、本番になると噛まなくなる。そこにすごさを感じます」と絶賛した。

 会見の最後に門脇は、第1話公開へ向け「ハートフルな所とミステリー好きにはたまらないミステリーが隠されている。そこのギャップ、美味しいご飯もたくさん出てきますので、ほっこりしつつ、ハラハラしつつ、美味しいご飯を好きな人と食べたいと思っていただけるドラマになるよう、キャスト、スタッフ一同、一生懸命撮影してまいりますので、楽しんでいただけたらうれしいです」と思いを伝えていた。

【あらすじ】
街の小さなごはん屋さん『ありすのお勝手』の店主・八重森ありすは、マイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症。大きな音も、空気を読むのも苦手だし、物は何でも真っすぐにそろえないと気が済まない。しかし、ひとたび包丁を握れば、大好きな化学の知識をもとに、おいしくてやさしい料理を生み出す天才料理人。幼なじみのホール担当・三ツ沢和紗(前田敦子)と2人で切り盛りする『ありすのお勝手』は、ランチ時には客足が絶えない、知る人ぞ知る人気店だ。そんな『ありすのお勝手』に、住み込みのバイトを希望する青年・酒江倖生がやって来て、ありすの人生がビミョーに変わり始める。みんなが、そんな思いを抱えながら、明るくお互いの凸凹を埋め合い、支え合い、あったかい言葉とごはんで、絆を結ぶ物語。少し切なくて温かい、新時代のハートフル・ミステリーがはじまる。

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