中村勘九郎、厄年で人生初のギックリ腰に 42歳で感じる“身体の変化”「今年は健康面に気を」

歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助兄弟が11日、都内で行われた十八世中村勘三郎十三回忌追善『陽春歌舞伎特別公演2024』『春暁歌舞伎特別公演2024』の合同取材会に出席した。今年で20年を迎える同公演。勘九郎が20年間で感じた“身体の変化”を明かした。

合同取材会に登場した中村勘九郎【写真:ENCOUNT編集部】
合同取材会に登場した中村勘九郎【写真:ENCOUNT編集部】

全国巡業の移動も「もっと大変になりました」

 歌舞伎俳優の中村勘九郎と中村七之助兄弟が11日、都内で行われた十八世中村勘三郎十三回忌追善『陽春歌舞伎特別公演2024』『春暁歌舞伎特別公演2024』の合同取材会に出席した。今年で20年を迎える同公演。勘九郎が20年間で感じた“身体の変化”を明かした。

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 同公演は、中村屋一門が2005年から毎年行っている全国巡業。東京の歌舞伎座まで歌舞伎を見に行くことができない地方の人々のために始まった公演で、時期によって「陽春」「春暁」「新緑」「錦秋」などと銘打ち、毎年欠かさず行ってきた。20年は新型コロナウイルスの影響でやむなく中止となったが、22年には全国47都道府県すべての都道府県での開催を達成。今年で20年目を迎える。また、今年は12年に亡くなった十八世中村勘三郎さんの十三回忌追善興行として行われる。

 勘九郎は、巡業で全国を移動する大変さを聞かれ、「20回目ということで、わたくしが始めたのが21、22歳の時。42歳になりまして、移動がもっと大変になりました(笑)。昨年の秋の(錦秋)公演は、なぜか車移動が多かったんだよね」と七之助に語りかけ、「初めて腰が痛くなりました(笑)」と明かした。また、「去年、生まれて初めてギックリ腰になりまして、厄年は終わりましたが、今年は健康面に気をつけていきたい」と語った。

 しかし、「大変な思いをしても、私たちは移動するだけ。これは不思議なんですけど、役者というものは『板(舞台)の上に立ったら辞められない』という言葉がある通り、お客様が入ってくださって、反応があって、笑いや拍手、歓声を聞くと、その一瞬だけでも疲れが吹き飛ぶんです。楽しんで見てくださるお客様のためにも、精力的にやっていきたい」と前向き。「移動が大変なら、いろいろな(疲れをとる)最新のグッズとかも売ってますので(笑)」とグッズに頼ることを明かすと、七之助が「ネック(首)のやつとかね」と答えた。

 同公演は、陽春で『鶴亀』『舞鶴雪月花(ぶがくせつげっか)』を全国6か所(3月26日~4月1日)、春暁で『若鶴彩競廓景色(わかづるいろどりきそうさとげしき)』『舞鶴五條橋(ぶがくごじょうばし)』を全国15か所(4月4日~24日)で上演する。春暁では、現在も使われている7か所の芝居小屋もまわる

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