俳優の高畑充希が10日、都内で行われた映画『ゴールデンカムイ』（1月19日公開）の完成披露試写舞台あいさつに山崎賢人、山田杏奈らとともに出席。本作出演の決め手は、杉元佐一役が山崎だったからだと明かした。

　原作は野田サトル氏による同名漫画。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーとサバイバル・バトルアクションを描く。山崎は、“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵・杉元、高畑は杉元の幼なじみ・梅子を演じた。

　2人は2020年に公開された映画『ヲタクに恋は難しい』で共演。高畑は「以前はヲタクのカップルを演じた。前の現場でずっと“ザキヤマさん”と呼んでいて。今回はあまりにもたくましい座長っぷりに“ザキヤマさん”とは呼べなかった（笑）。本当にすばらしくて」と照れながら明かした。

　続いて高畑は「今回作品に参加させていただいたのは、原作ファンだったというのも大きいけど、山崎くんが杉元だからっていうのがあった。ご一緒できてよかった」と打ち明けた。山崎はにっこりほほ笑んで「本当にうれしい」といい、「梅ちゃんは杉元の核となる部分。充希ちゃんとはもう関係性もできていて、お芝居しやすかった。すごくリラックスできた。クランクインは梅子とのシーンだった。そこから杉元が出来ていったので、最初からそうやって撮れて、すごくうれしかった」と感謝した。

　そのほか山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、木場勝己、玉木宏、舘ひろし、久保茂昭監督も参加。この日キャスト陣は約4000人を前に花道を歩き、大歓声を浴びた。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき