間寛平、坂田利夫さんは「舞台下りてアホと言うとメチャメチャ怒る」 大師匠との日々を回顧

吉本新喜劇の間寛平GMが10日、大阪市の吉本興業本社で定例会見を行い、昨年末に82歳で死去した事務所の先輩・坂田利夫さんについてコメントした。

十日戎の宝恵かごに乗る間寛平【写真:ENCOUNT編集部】
十日戎の宝恵かごに乗る間寛平【写真:ENCOUNT編集部】

昨年12月29日に死去した坂田利夫さんについてコメント

 吉本新喜劇の間寛平GMが10日、大阪市の吉本興業本社で定例会見を行い、昨年末に82歳で死去した事務所の先輩・坂田利夫さんについてコメントした。

「アホの坂田」の愛称で親しまれた坂田さんは老衰のため、昨年12月29日に死去。5日に葬儀・告別式が営まれた。

 54年間の親交があった寛平は夫人、坂田さんの親族とともに最期を看取った。表舞台から遠ざかっていた坂田さんの近況を自身のSNSでたびたびアップしていた寛平。この日は「(僕は)大師匠、大師匠と言ってたけど、(坂田さんが)言うてくれたのは『みんなに好かれなあかん。かわいないといかんで』っていう教えでした』」と秘話を披露した上で、「坂田兄さんのあの感じはなかなかできない。作ることようせん。地のまま」と明るく話した。「舞台下りてアホと言うとメチャメチャ怒る。でも自分で『アホの坂田』と言う。おかしいよね」と続けた。

 代表的なギャグ「あ~りが~とさ~ん」などで親しまれた坂田さんを尊敬する寛平は「あんな芸人、もう出てこないでしょう」とキッパリ。坂田さんを目標にボケをやった寛平は「ジミー(大西)が入ってきたときに『負けや』と思った。(坂田さんは)そのジミーにも負けへんボケをしてくるからすごいなと」と絶賛した。

 昨年12月20日にクリスマスが近いからと夫人とケーキ持参で会いに行ったが、発熱した坂田さんは病院に運ばれたという。面会もできない状態だったというが、同26日に危険な状態となり、病院に駆け付けた。同日の午後5時ごろにいよいよ厳しい状況となり、寛平は「兄さん! 寛平やで!」などと夫人とともに大声で呼びかけたところ「生き返りました」。「もうヤバい言われてたけど、29日まで3日間」と驚きながら明かした。

 この日、会見に同席した新喜劇座長のすっちー、酒井藍、アキ、吉田裕も坂田さんの人柄などを振り返った。

 なお、この日は65周年を迎える新喜劇が「吉本新喜劇記念日2024」として3月1日に大阪・なんばグランド花月で記念公演を行うことを発表。1月27日に新名徹郎リーダー、2月24&25日にもじゃ吉田リーダーで開催される「セカンドシアター新喜劇」のPR、新喜劇の住吉大和が、寛平の長男・間慎太郎が手掛けた楽曲「笑いにかえるから」(1月28日配信予定、3月CD発売予定)でCDデビューすることも報告された。

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