八代亜紀さん、73歳で死去 患った指定難病「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」「急速進行性間質性肺炎」とは

歌手の八代亜紀さんが、昨年12月30日に亡くなっていた。73歳だった。所属事務所のミリオン企画が9日、発表した。事務所は「2023年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症し療養を続けておりました」としている。

八代亜紀さん【写真:事務所提供】
八代亜紀さん【写真:事務所提供】

膠原病の一種で高頻度で併発

 歌手の八代亜紀さんが、昨年12月30日に亡くなっていた。73歳だった。所属事務所のミリオン企画が9日、発表した。事務所は「2023年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症し療養を続けておりました」としている。

 膠原病は、病原体から体を守る免疫の異常により、体を攻撃する「自己免疫反応」でさまざまな部位に慢性的に炎症が現れる疾患の総称。最も多い関節リウマチの他、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群など、「100種類以上の疾患が該当する」とも言われる。

 膠原病の一種である「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」は筋肉や皮膚に炎症を起こし、筋肉や皮膚に痛みを伴ったり、疲れやすくなる病気。肺に炎症を起こす「間質性肺炎」を高頻度で伴うとされてている。

 また、この2つの病を併発した場合は「治療に難渋する」とされ、死亡率が高いことで知られる。

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