下剋上球児・兵頭功海、能登半島地震被災者への思いを寄せる「エンタメが何か心を動かすきっかけに」
俳優の兵頭功海が8日、都内で行われた映画『18歳のおとなたち』(3月1日公開)の公開記念“新成人応援イベント”に登場した。イベントでは同作の舞台あいさつも実施。主演の兵頭のほか、メインキャストの三原羽衣、黒田昊夢、久田莉子、佐藤周監督が登壇した。
映画『18歳のおとなたち』をアピール
俳優の兵頭功海が8日、都内で行われた映画『18歳のおとなたち』(3月1日公開)の公開記念“新成人応援イベント”に登場した。イベントでは同作の舞台あいさつも実施。主演の兵頭のほか、メインキャストの三原羽衣、黒田昊夢、久田莉子、佐藤周監督が登壇した。
冒頭、兵頭は「2024年新年早々、心が痛くなるようなニュースがたくさんあって、SNSでどういう言葉を出せばいいんだろうと迷ったことがたくさんありました」と1日に起きた令和6年能登半島地震に思いを巡らせつつ、「そんな中、僕が出演していた『下剋上球児』(TBS系)という作品を見て『避難生活でつらいんですが、『下剋上球児』を見返して、その瞬間だけは時間を忘れています』というメッセージが届いて、この仕事をやる意味はこういうことなんだろうなと認識しました。この『18歳のおとなたち』という作品も何か心を動かすきっかけになればいいなと思います」と同作をアピールした。
MCから撮影当時のエピソードを聞かれると、黒田が「撮影当時の写真とかを見返したりすることがあるんですよ。その中で、自分にとって撮影現場において心地よい時間だったというのが1枚あって、僕と功海君が撮影中、寒くて眠くて撮影の間に2人で1つの布団にくるまっていた写真が自分のフォルダから出てきたんです。それは功海君は『この昊夢、かわいい』って送ってくれたものなんですね。それが絆というか、印象に残っています」と振り返ると、兵頭は照れくさそうに笑っていた。
舞台あいさつでは当日に来場していた18歳の新成人のコメントを紹介。「将来の夢が見つかりません」というコメントが紹介されると、兵頭は「僕も何のあてもなく、18歳で上京してきて、原宿の竹下通りを歩いたらスカウトされるかなと思っていました。テレビに出たいという漠然とした夢で来て、今、ここにいます。何事もやってみるということですね。やっていくうちにそれが夢になっていくと思います。やってみようかなぐらいでいいのかな。その先に自分のやりたいことが見つかって、それが夢になればいいのかなと思います」と真剣に答え、新成人にエールを送っていた。
同作は実話を基にした青春群像劇。それぞれ問題を抱える18歳の若者たちが、荒れた成人式の実行委員になり、映画製作を企てる。素人集団の彼らだが、映画作りを通してさまざまなリスクに直面しながら成長していく。