石田ゆり子、“ペット客室同乗”への訴えを反省 航空機炎上事故に「私にとっては、今だから」

俳優・石田ゆり子が7日早朝、インスタグラムを更新し、航空機での「ペット客室同乗」を訴えたことについて、「言葉が足りなかった」と反省の意を示した。

石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】
石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】

「被災された皆様のことを考えると、この問題は今ではないのかも」

 俳優・石田ゆり子が7日早朝、インスタグラムを更新し、航空機での「ペット客室同乗」を訴えたことについて、「言葉が足りなかった」と反省の意を示した。

「おはようございます。ひとつまえのポストについて、たくさんのコメントをありがとうございました。様々な思いが胸に駆け巡りました。そうか、私の考えはこんなにも甘いのかと思いながら、そして私はいつも感情で突っ走るところがあるので言葉が足りなかったことを反省いたしました。色々な感情と共に全てのご意見拝読しました。SNSの特性とでも言うべきか。見えない相手に直接コメントできてしまうことの良い面と悪い面の両方を感じましたし、私自身に対してもその点をもっと深く考慮しなくてはいけないと反省しました」

 その上で、「わたしは常日頃から動物たちと人間のより良い共生を望んで、そして目指して生きています。私は多くの動物たちと暮らしていて、彼らのいない生活などとても考えられません。長年、日本の法律上、家族同然である愛護動物たちがモノとして登録されることに深い違和感を感じ続けてきました」と説明した。

 2日に羽田空港で起きた日本航空と海上保安庁の航空機衝突事故も振り返り、「先日の事故により失われた動物たちの命とあの事故の中それを見守るしかなかった飼い主さんの気持ちを考えるといてもたってもいられず半ば感情的に、笠井信輔さんのポストにコメントを書いてしまいました。(二枚目の写真にその時のコメントを載せます)」とし、「当然ながらJALの皆様を批判するつもりなど微塵もなくただただ動物たちの命をなんとか救いたかった、一緒に脱出できるようになったらどれだけ幸せかと思うばかりなのです」と理解を求めた。

 現実にフリーアナウンサーの笠井信輔が4日、SNSでエールフランスの例を出すなどし、「海外の航空会社で可能ならば日本でも客室へのペット持ち込みを検討できないか」などと訴えた。石田もそのコメント欄で「いろんな意見があると思いつつも家族同然の動物たちを機内に載せる時、ケージに入れて機内に持ち込めることを許して欲しいです。災害時、非常時には、モノとしてではなく家族として、最善を尽くす権利を…。生きている命をモノとして扱うことが私にはどうしても解せないのです」とつづっていた。

 だが、その後、国内航空会社で初めて全路線全便で「ペット同乗可」を今月15日から実施するスターフライヤーも、緊急時の脱出にはペットを機内に置いていく決まりになっていたことが判明。石田のインスタグラムには「影響力があるからこそ、発言は慎重に」「ペットの機内持ち込み賛成の方は、アレルギー持ちや喘息持ちへの配慮についてはどうお考えなのでしょうか」などの指摘も届いていた。

 この状況下、石田は5日にインスタグラムを更新し、「でも、私はそれでもいいと思ってます。人命より動物が大切なのかといわれたり、アレルギーが、と言われても その点も考慮しながら少しずつ、解決していけたらとほんとに思っているのです」とコメント。「誰かを批判したり 何かを押しつぶしたりして 自分の意見を通そうなんてぜんぜん思っていません。どうかそんなに怒らないで。考えを書いているだけ」と呼び掛けていた。

 その経緯を踏まえ、石田はこの日の投稿で「この時期ではないだろう、今ではないだろうと言うコメントも沢山頂きましたが私にとっては、今だから、と言う感覚でもありました。ですが確かに能登の地震のこと、被災された皆様のことを考えると、たしかにこの問題は今ではないのかもしれません。時期がきたらきちんとこの問題を考えていきたいと思っております」と宣言。さらには「現状では難しくても、あらゆる方面から思考できたらと思います」とし、「たくさんの皆さんが一緒に考えてくださったこと心からありがとうございます」と感謝した。

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